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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

銀河鉄道の夜 宮沢賢治

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

表題作を含めたいくつかの短編、戯曲を集めた一冊。
自分が読んだのは『昭和四十八年 六月三十日 二十一刷』と書かれている。
俺より十歳も年上!
ちなみに初版は昭和三十六年である。


実家に眠っていた、黄ばんだ一冊を何故か手に取り、自宅に持ってきて、2,3年寝かした後についに手をつけた。


表題作、銀河鉄道の夜はやっぱり僕の中でも”ねこ”のイメージなんですね。
子供のころに見た、猫が主人公の美しいアニメーション作品。
実はストーリーは覚えていない。
カンパネルラとジョバンニの物語。
途中、ページが欠落していたりなどして、多くの部分を想像力で補わざるをえないものですが、それでも、宮沢賢治という偉大な作家の想像力や豊かさを体感できた。
しかし、銀河鉄道の夜は難しい。。。
これを、もっと幼い頃に読んでいたらもっとちがった印象を受けたんだろうなぁ……と思うと、かなり悔しかった。
小さなお子さんをもつ親御さんは、是非、お子さんに読み聞かせてあげてほしい。


また、表題作以外で収録されている「グスコーブドリの伝記」はわかりやすく、また大変に面白い短編であった。