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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

技術書典7でスクラムアンチパターン体験本「ぼくらのスクラムウォーズ」を出します!

TL;DR

き23D 仕事しないz です!

techbookfest.org

2019年9月22日にある技術書典7にでます! スクラムアンチパターン体験談集です!

前置き

もう、5、6年前だったか、もっと前だったか……。よくid:TOKOROTEN が「スクラムってクソだよね本出そう」みたいな話をしていて、当時は僕もまだ会社でバリバリスクラムをやっていて、当時の感覚だと「スクラムはうまくいく部分もあればうまくいかない部分もある。『クソだよね!』って言うほどクソでもないけど、まぁ不満はあるなぁ……」というような印象をもっていました。当時所属していた会社は分割したり売られたり、社名変更されたり吸収されたりで今はもうないんですけど、その会社で実践されていたスクラムは、スクラムガイドという教科書にわりとガッツリ沿ったやり方ですごくうまく回っていて(正確にはうまく回っているように見えていて)、実際開発陣も楽しそうに仕事をしていて悪いものではなかった。何より会社がちゃんとお金を出して、相当な数の開発者を認定スクラムマスター研修や認定スクラムプロダクトオーナー研修に行かせてくれていたし(2011年とかの話である)、そこでスクラムを経験した開発陣が今でもスクラムで開発を進めているという話を聞いたりする。当時から変わらない印象としては「スクラムはスキルの高い人の生産性を下げ、スキルの低い人の生産性を上げて、チームとしての生産性をそこそこにキープするやりかた」というものだ(個人の感想です)。

さてさて、僕が認定スクラムマスターをとったのが2011年らしい。それから8年経って、はっ? 8年もってるん?? ってなるんだけど、8年経ってスクラムという言葉がかなりエンジニアに浸透してきて、web開発界隈だと「スクラム」という言葉は説明なしに通じるようになってきた。 ま、このように言葉が人口に膾炙すると、その言葉や超ざっくりした140文字くらいの説明を読んだだけでわかったような気になり「お前達明日からスクラムで開発しろ」とか「スクラムで開発して今までの倍の速度だします!」とか、まぁ、そういうことを言い出す偉い人とか意識高い人とかが大量に発生し、そういう人は本質を理解せずに言葉だけで実装を開発者に丸投げするので開発者たちにはツラミが溜まってくる。と。

mohikanzというエンジニアの雑談コミュニティがあるのだけれども、そこの #scrum チャンネルではそういう様々なscrumに関する質問や悩み相談が多くみられた。そこでのみんなの話を聞いていて思ったのが「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」ということ。それぞれの現場でそれぞれの形でスクラムが運用されていて、それぞれのツラミが、それぞれ深そうと感じた。

「折角だからここでの話、本にして技術書典で頒布しよぜー。とりあえず申し込んでおくわーー(ぽちーーー」

としたら、受かってしまったので技術書典7で本を出すことになりました(ここまで前置き

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「ぼくらのスクラムウォーズ」表紙

どんな内容??

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「ぼくらのスクラムウォーズ」目次

最初は「お前のスクラムは間違っている!」くらいの気持ちで書こうと思っていたのですが、冷静に考えたら「俺達のスクラムは間違っている!?」という内容になりました。6人の開発者がそれぞれの現場で体験したスクラムについて書いています。うまくいっていた例もありますが、全体としてアンチパターンが多めです。それぞれの章でそれぞれのスクラムについての辛みが紹介されており、それにどのように立ち向かっていったのかという内容が多いです。

さて、僕は「スクラム導入のアンチパターンと処方箋」という章を書きました。いろんな人のスクラム辛い話を聞いていると、そのスクラムが辛い理由は、スクラムの運営自体が拙い場合は少なく、むしろ上司や組織といった開発チームよりも大きな枠組みがスクラムをただの「なんかいい感じに開発が進むやり方」くらいにしか思っていないという無理解が原因にあるように見えました。そこで、いろいろな人に聞いたスクラムの辛い話をいくつか例に挙げ、何が良くないのか、どうすればいいのかという内容について論じました。

他の執筆者の章は開発者目線で現場でどうやって戦っていったのかという話がメインですが、開発者の努力だけだとどうしようもない場合どうするべきか。どういう層にどうやってアプローチしていくべきかという点について論じている点がユニークかもしれません。詳しい内容は是非本書を読んでみてください。電子書籍版もboothあたりで販売する予定です。

How to 執筆

技術書界隈ではGitHubで原稿を管理して、Re:Viewで書いて〜〜みたいなのが流行っています。確かに大規模な執筆であればそういったやり方が適切でしょう。しかし私達は、執筆者の半分以上が同人誌を書くのが初めてであり、さらに技術書を書くのはみんなずぶの素人です。

今回とったやり方はGoogle Docsにそれぞれがそれぞれの章を書き、執筆者と有志のレビュワーでクロスレビューをするというやり方でした。

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執筆に使ったGoogle Drive

Google Docsのいいところは、スマホからレビューをしてスマホからコメントを書ける点です。忙しいソフトウェアエンジニアでも通勤電車の中で執筆、校正作業ができて効率がいいね! タスク管理はTrelloを活用しました。

執筆が終わると、編集担当がInDesignで編集をし、pdfを出力して再度チェック。

と、まぁ、こうした、手作業は多いけれども確実に書き上げることができるというプロセスを採用しました。

振り返り会

スクラムの本を書くんだから、あとがきは振り返りをやってその結果を書こう!」

という超ナイスアイディアが、執筆のキックオフをしたときに出たので、あらかた執筆が終わったタイミングで渋谷のルノアールの貸し会議室にあつまりFun Done Learn による振り返りを行いました。

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振り返り中の様子

や、みんなで集まってわいわいやるのは楽しいですね。ちなみに僕が着てるTシャツはこれです

https://www.amazon.co.jp/dp/B077MBF8R7/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_TJpGDbX2KKZ7N

そして、みんなでやったFunDoneLearnの結果はこちら。

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fun done learnの結果

高解像度版へのリンクは本に載っていますのでよければそちらをご参照ください。

まとめ

今まで同人文芸書はいろいろ作ってきましたが、技術書を書いたのは初めてでした。書いていくなかで自分の考えが徐々に整理されていき、また、他の人の文章を読むことであらたな発見と学びがたくさんありました。Fun Done Learnという形での振り返りも、初めてやったけど大変に楽しかった。

文芸同人畑の人間なので綴じ方向逆にして表紙をつくってしまうという大ぽかもやらかしたりしましたw

いろいろと、学びの詰まった本です。最初は50ページ弱の予定でしたが、気づいたら88ページにもなってしまいました。

なかなか世に出てこない話が詰まったいい本になったと自負しています。

9月22日はき23D 仕事しないzで「ぼくらのスクラムウォーズ」を1冊1000円で頒布します。電子版も用意してあります。皆様、是々非々おいでください!

techbookfest.org

日産自動車株式会社を退職しました!

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2019年2月28日に25ヶ月勤めた日産自動車株式会社を退職しました。2月22日が最終出社日で、短い有給消化を経て3月1日より都内のAI系ベンチャー勤務です。。

辞めたが、それでも日産自動車株式会社をおすすめしたい

日産自動車というよりは、僕がいた部署、コネクティッドカーのアプリやサーバサイドを作っている部署では、絶賛人員募集中です。

www.wantedly.com

車社会の未来を一緒に作るAndroidデベロッパー募集! - 日産自動車株式会社のモバイルエンジニア中途の求人 - Wantedly

職種一覧 | 日産自動車株式会社

カジュアル面談(本当にカジュアル!)も随時受け付けているので、上のWantedlyから気軽に声をかけてあげてほしい。WantedlyではAndroidデベロッパーとしか書かれていないけれども、iOSエンジニアも、バックエンドエンジニアも精一杯募集しているので是非気軽に声をかけてみてほしい。

以下では、なぜ僕が日産に入って、日産で何をやって、なぜ日産を辞めたのかということについて書く。

なぜ日産に入ったのか

クビカリ! バキューン。ある日なんとかっていうヘッドハンティング会社から「日産自動車っていう会社が……」という非常に怪しい求人を持ってきた。「おっ、日産。家から近いし話だけでも聞きに行ったろ」くらいの感じで話を聞きに行ったら、これが思いの外面白そうだった。というのが2016年の暮れ。

当時、コネクティッドカー&コネクティッドサービスの部署を新規で作るという話があり、その立ち上げメンバーの募集をしているという話だった。コネクティッドカーというのは自動車がインターネットに常時接続されており、スマホなんかで車の状況を把握したり、なんかいろいろ便利にできる仕組みのことだ。最近ではTOYOTAのクラウンなんかがコネクティッド推しではあるが、日産では電気自動車のLEAFが、なんと発売当初の2010年からすでにインターネットに繋がっており、スマホアプリなんかが用意されていたというから、技術の日産侮れない。

しかし、世の中の誰も、「2010年当時から日産・LEAFはコネクティッドカーだった」なんて知らないのはなぜか。

これは僕の推測(と日産にいたことによる肌感覚)なのだが、昔強烈に頭のいい人がいて「車もインターネットに繋いだら便利!」みたいなことを言い出して、ベンダーを使ってもりもり作らせたはいいものの、クルマの会社はベンダーに作らせることしか知らないので、その後サービスを育てるであるだとか、ユーザの使い方を見て改善するといったような考え方がなかったのだろう。事実、僕たちの部署ができるまで、LEAFのアプリはひどいUI/UXのまま放置され続けていて、2018年僕たちの部署によってリニューアルが行われ、きれいでモダンなUI/UXの素敵なアプリに生まれ変わった。そして今も継続して進化している。

話がそれた。とにかく、そのように外注を使ってやってはみたものの、うまく行かなかった。そのため、コネクティッド分野で他社の後塵を拝することとなり、今までのやり方ではだめだ。ということになった(らしい)。そこで、コネクディットに関わる新しい部署を作り、アジャイルで、内製で、カーセントリックな考え方からヒューマンセントリックな考え方に移行し、素晴らしいモビリティ&コネクティッドサービスを作るぞ! という目的でぶちたてられたのが僕のいた部署で、そんなん、完全に面白いやん?

というわけで入社した。

その前の職も十分面白かったのだけれども、クルマは自動車会社じゃないと作れないという点は、転職を決断した理由として本当に大きくて、いまモビリティサービス分野に進出する企業はすごく多いけれども、そのどの会社に行っても、実際のクルマは作れない。ここは本当に日産という会社に行くべき理由だと強く思いました。

んで、何をやってたか

Node.jsが得意なこともあって、Alexa関連のあれこれをメインでやり続けた2年間でした。最初はPoC的に英語版のAlexaをいじっていろいろやっていたのですが、タイミングよく日本語版アレクサの日本ローンチパートナーとしてリーフスキルをリリースすることができました。その後も細かい改良を重ね、EchoSpotの日本発売時のローンチパートナーとなり、EchoShowもローンチパートナーとなることができました。

www.slideshare.net

まぁ、ぶっちゃけテレビCMって最高の福利厚生ですよね!!

www.youtube.com

他にも、Easy Rideという日産とDeNAが共同で実証実験をしている自動運転車両を用いたロボタクシーサービスの運用を一部お手伝いしたりしていました。

easy-ride.com

他の人がやらないことを拾い続けていたら、他の人がやらない仕事ばかりをやることになり、引き継ぎ先がなかなかできずに大変ではありました。

なんで辞めるのか

ポジティブな理由

長く務めるつもりではいたのですが、ご縁があり、転職を決意しました。

ネガティブな理由

日産で頑張ってこれたのは「ああ、このままだとこの会社はだめだ。変えていかなくては」という強い思いがあったからです。

正直、日産に転職するまで『完成車メーカー』という言葉の意味を一ミリも理解していませんでした。

日産のような完成車メーカーは、重要な一部の機能を除き、部品はすべて外注し、それを組み立てて世の中にリリースするというビジネスです。以前バズった新卒で入社した本田技術研究所をたった3年で退職しました - チャレンジして失敗を恐れるよりも、 何もしないことを恐れろ。 というブログポストがありましたが、だいたいこの通りです。

このブログポストに関して、僕はネガティブな意見もポジティブな意見もありません。確かにコスト削減や部材の安定供給などの観点からサプライヤーに投げ、納品されたものを組み立てて売るというのは理にかなっています。

さて、僕がいた部署は「内製」で「アジャイル」に開発する部署なのですが、クルマの本体を作っている部署から見ると「実際にものを作っている部署はサプライヤー」と行った見方が異常に強いです。僕たちのように内製で手を動かす部隊が会社の中にいる理由は、顧客に継続して価値を届け続けることが必要で、それを実現するためという点です。僕たちは決してサプライヤーではなく、積極的にビジネスをドライブする存在であるはずです。クルマを作って、売って、終了。というビジネスしか知らない人たちとの、こういった軋轢がありました。

他にもネガティブな理由はいろいろあるのですが、書けないことが多いのでコレ以上は('x')お酒でも入ったときに聞いてください。

こう、「変えないといけない!!」という強い動機に支えられて、そのように動いて来たのですが、いざ、いいオファーを受け取ってしまうとこの「変えないといけない!」と思っていた点がそのまま「日産イケてない点」へとクルリンパしてしまいます。

ですので、すごく悩みましたし、上司にも相談したりしました。が、結局転職を決意しました。

それでもなお、日産を推す理由

私は去りましたが、日産には頑張ってほしい。というのも、日産はすごく面白い立ち位置にいるからです。

CASE という言葉があって、コレは Connected, Autonomous, Shared & Service, Electricの頭文字をとったもので、今後の自動車業界で重要な要素とされているものです。

CASEとは? 何の略? 意味は? 自動運転、コネクテッド、シェアサービス、電動化 | 自動運転ラボ

日産はこの中でいうとShared & Serviceこそ自社で立ち上がっていないですが、その他については業界で先駆けて実用化してきています。

前述したAlexaのリーフスキルも、2010年にすでにクルマがインターネットに繋がる機能をリリースしていたからこそ、その資産を最大限に活用して実装できたのです。2019年2月時点で、日本のAlexa Skillのコネクティッドカーカテゴリには、未だにリーフスキルしか無いのです。

このようにイノベーションが起きる技術要素は揃っていると言えます。

もし、新しいことにチャレンジしてみたいと思っているITエンジニアがいたら、是非、私がいた部署に応募してみてください。なぜこの部署を推すかというと、真にITの技術が必要だし、実践をしているからです。何より、上司がいい。僕とほぼ同時期に入社した方なのですが「こうしないといけない。こう変えていかないといけない」という問題意識があり、とにかく戦ってくれる、信頼できる上司です。

他にも日産の良かった点として

  • 給料がいい (同年代で年収言い合いっこした際、GAFA以外に負けたことは無いです)
  • 福利厚生がすごい (会社と、労働組合で別々に福利厚生が用意されている。ゆりかごから墓場まで系)
  • 自動車会社じゃないとできない経験ができる (厚木の研究所はテンションあがりまくりです。男の子ってこういうのが好きなんでしょ? 系)
  • 驚きのホワイト企業 (20:00 くらいになるとオフィスが閑散とする)

などが挙げられます。あと、日産は本社は横浜で研究所は厚木ですが、僕がいた部署は中目黒にあり、都心にほど近く、平日の勉強会なども顔が出しやすいです。IT/web系のエンジニアを集めるにあたり、横浜とか厚木だと人来ないだろ!! 中目黒じゃ! という経緯で中目黒にオフィスがあると聞いたので、や、本当にまともな人がいたんだなぁ……という気持ちです。

こういう人が向いています

日産(というか僕が元いた部署)に向いている人ですが

  • 世の中にまだ無いものを作りたい人
  • 組織ややり方自体を改善してものを作っていく気概のある人
  • 自律的に動ける人
  • モダンなコードが書ける人というのはすべてのベースラインです(みんなコードはめちゃくちゃバリバリ書ける)

逆に向いていない人は

  • コードだけ書いていたい人

これくらいですね。

よく「いや、御社はハードルが高い……」と言われて、転職先候補にも上がらないことがよくあるのですが、やっていることは普通のwebアプリケーションであったり、スマホアプリ開発であったりと、特別なことは何もしていません。びっくりするほど普通です。web系の普通のアプリケーション開発なのですよ!!

はぁー、誰か、助けにきてやってくれ!!

これから何をするの?

さて、新しい職場は人工知能系のベンチャーで、実際に人工知能をお客さんが使える形の実装に落とし込んでいく部分を担当します。部署の立ち上げで、人の採用からがお仕事です。

人工知能の脳みそ部分を作る人は優秀な人がたくさんいるのですが、これを使いやすく提供するためにAPIやwebフロント、それを動かくインフラを作る人……つまり、普通のweb系のエンジニアが必要です!

もし興味がある方いましたら、twitterで @hidesuke までメッセージいただければ! 詳しいお話したり、会社へのカジュアル面談なんかもやりますので、ぜひお声掛けください!

いつもの

というわけで、ウィッシュリストをおいておきます。お祝いなどいただけたら光栄です!!

http://amzn.asia/2ZplPBk

デザイニングボイスユーザーインターフェース

オライリー・ジャパン様より献本いただきました。ありがとうございます!!

原著の方を先に読んでいて、すごくいい本なので日本語版でないかなーーと待ちに待っていたこの本。翻訳もすごくわかりやすく、読みやすくていい本でした。

Alexaと私

Voice User Interfaceと聞いてみなさん Amazon EchoGoogle Homeを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、それよりも前に実は多分、みんなVUIには触れていたと思います。それは、宅急便の再配達依頼の電話のあれ。音声ガイダンスに従って「当日再配達を希望の方は”1”を」とか言われてプッシュボタンを押すアレです。あれこそ、一番身近なVUIです。

とはいえ、VUIを一気に一般的なインターフェースにしたのはAmazon Echoであり、Google Homeでしょう。自分は仕事でAlexa Skillを作っている ということもあり、日本でのEcho発売以来ずっとAlexaを触ってきました。自宅は3DKなのですがEchoデバイスが4台鎮座しているというしまつ……。最初は「はー、声でいろいろ操作するの楽だわーー」くらいの雑な感じにしか思っていなかったのですが、第二世代のEcho Showが日本で発売され、それを自宅に導入してから生活が一変しました。

スマートスピーカーは画面付きが圧倒的にいい。まさかここまで違うとは、使ってみるまでは思ってもみませんでした。画面なしのスマートスピーカーの問題点は「使い方がわからない」という点に尽きます。

人間というのは不思議なもので、自由を欲する割に、自由にしていいと言われると何をしていいのかわからなくて何もできなくなるものです。いざ、Echoデバイスを目の前にすると、「Alexa。えっと……。……」と、こっちがフリーズしてしまいがちです。そして、だいたい天気とニュースを聞いてそれでおしまい。みたいな。

しかし、画面付きのデバイスだと、アイドル状態のときに「アレクサ、百人一首を詠んで。と言ってみてください」のような、「〜〜ができますよ」という表示が、日々のニュースと一緒に合間合間にながれてきます。これが素晴らしい。これによって、この得体の知れないAlexaという存在が何ができるのかということを例示しつつ、興味があればユーザが自分でAlexaが何ができるのか調べるきっかけができる。この体験に僕はすごく感動しました。

もちろん、それだけじゃないです。Amazon Primeに入っていればPrime Videoで配信されている動画をEchoShowの画面+無駄に高音質なスピーカーで堪能することができるし、Amazon Musicで配信されている楽曲の再生もできる。歌詞表示に対応している曲なら歌詞が歌に合わせて表示され、カラオケ練習だってできる! 電気自動車のLeafをお持ちの方なら、自宅にいながらお出かけ前にクルマのエアコンをAlexaで付けておいて、クルマに乗る頃には温まった車内にのりこめる!

素敵! 素敵でオシャンティな生活!

そんな素敵でオシャンティな生活の手助けをするのが、AlexaにおけるSkillという、どこかの誰かが作ったアプリであり、このアプリを作る人は 必ず この本を読むべきです。

VUIの難しさ

普段、僕たちはスマホやPCのアプリやブラウザの画面をぽちぽちして、便利な生活を送っています。そこには素敵なデザインがあり、ユーザが使いやすいように工夫を凝らしたいろいろがたくさん詰まっています。これは、長年にわたしGUI(Graphical User Interface)やUX(User Experience) を、人類が研究してきた成果です。

ではVUIはどうか。

僕たちは、言葉を使い、会話を、普段からしているからVUIなんて楽勝じゃないか、と思うかもしれません。でも、人間は自分たちが思っているよりも相当にバカです。前述したように、自由にしていいと言われると何をしていいかわからない問題があります。

たとえば、レストラン検索スキルを想像してみてください。

人間:「新宿のラーメン屋を教えて」

レストラン検索スキル:「50件の新宿のラーメン屋が見つかりました。新宿1丁目x-x らーめんほげほげ、新宿三丁目x-xらーめんもぐもぐ、新宿四丁目ほげもげ亭、新宿……(50件続く)」

人間:「……」

何がなんだかわかりません。このあと何をすればいいのかわかりません。そもそも覚えてられません。

VUIにはVUIの作法があり、「会話」というプロトコルを通してコンピュータと円滑に対話するためにGUI以上に、UXをデザインする必要があります。

例えば、人間は何を答えればいいか明確になるような質問をVUIではするようにしないといけない。とか。(はい/いいえで答えられる。数値を答えればいいことが明白。足りない部分を適切に聞き返す、など)

会話でやり取りするために、画面でみる以上に注意深く考え、テストし体験をデザインしていく必要があります。

また、画面付きのスマートスピーカーで、どのように画面を利用するか、画面には人間のアバターを出すべきか、幾何学的なものを出すべきか。それぞれのときに何を注意するべきかなど、音声で操作する場合特有の、画面に何を表示するべきかという、GUIとはまた違った課題があります。

この本に書いてあること

思っていた以上にVUIは厄介です。考えること、知らないことがいっぱいあります。

この本では、こういったVUIのシステムを作る上で考慮すべきことが全て書かれています。逆にいうと VUIアプリ、システムを作る者は必ずこの本を読め ということです。

全てのVUIシステムの企画者、開発者が最低限しっておくべきことがこの本には書いてあります。このレベルの知識がない場合、ほんとうに議論になりません。

この本は大きく8つの章からできています

  • 1章 イントロダクション
  • 2章 VUIデザイン原理の基本
  • 3章 ペルソナとビジュアルVUI
  • 4章 音声認識技術
  • 6章 VUIのユーザーテスト
  • 7章 VUI 完成後にすべきこと
  • 8章 音声対応デバイスと自動車

4章だけは、音声認識技術それ自体に関する話なので、多くの人にとってはあまり重要ではないかもしれませんが、その他の章は必ず知っておくべき内容しかないです。

もしお近くで「Alexaスキル作りたいんですけど……」とか「Google Home対応したいんですけど……」とか言ってくる人がいたら「デザイニング・ボイスユーザインターフェース読みました?」と聞いてください。読んでないと言ってきたら、読んでくるまで相手にしてはいけません。この本に書いてあることが議論のベースラインになるからです。

先日テレビをみていて、どこかのホテルが客室にEchoSpotを置いてコンシェルジュ代わりにしている〜〜みたいなニュースをみました。少しだけそのスキルの紹介があったのですが、もう、これが ひどいUX でした。明らかにこの本を読んでいないし、VUIのUXについて全くきちんと考えられていない。

会話という、普段から僕たちが使っているプロトコルだからこそ、使いづらいときのストレスは異常に高いです。一方、きちんとデザインされ、熟慮され、洗練されたスキルは使っていて本当に便利だし、気持ちがいい。

少し考慮するだけで、VUIのUXは全然変わってきます。この 少し というのが、この本に書いてある内容です。

本は250ページくらい。平易な文章で誰もがわかりやすい内容です。図も多く、サクサク読めます。難しい理論は何もありません。当たり前だけど、知らないと気づかないようなことが書いてあります。

開発前にこれを読むだけで、使いやすさが段違いとなるので、VUIに関わっている皆さん、絶対に読みましょう。これは名著です。

文藝バトルイベント「かきあげ!」5年の歩みを振り返る

この記事はpyspa Advent Calendar 2018 6日目の記事です。pyspa統合思念体の一部となってから1年が立ちました。コノカラダニモズイブンナレテキタヨウダ

かきあげ!」という小説投稿サイトを、かれこれ5年くらい運営しています。 

kakiage.org

その「かきあげ!」で去る11月25日に第二十七回文学フリマ東京に出展してきました。気付いたら「かきあげ!」で出した本は9冊目。来年は10冊目が出ることに気付いたので、ちょっとこれまでの歩みを振り返ってみたいと思います。

ちょっとカロリー高めの長い文章になるので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

「かきあげ!」 is 何

「かきあげ!」は年に2回開かれる、小説投稿イベントです。「かきあげ!」のwebサイトに小説を投稿し、みんなで読んで、面白かった作品に投票します。投票の結果上位3作品と、かきあげ!編集部からの推薦を受けた作品合わせて10作品前後を同人誌にまとめて、文学フリマ東京で頒布するというイベントです。

これまで出した本は通販しています。

kakiage.booth.pm

「小説投稿イベント」と言いましたが、小説でなくても構いません。これまでも、詩や文芸評論、エッセイなどが投稿されています。文藝作品で、規定の文字数を満たしていれば何でもOKです。

「かきあげ!」は毎回テーマが提示され、それに沿ったおよそ3000文字〜4000文字の掌編を書いて提出します。テーマは書くきっかけに過ぎないので、無視しても構いません。実際に、常連ほどテーマ完全に無視して書いています。

次回第10回イベントのテーマは「みみみ」! テーマ無視しても構いません、皆様の投稿お待ちしております! 12月23日より募集開始!!

www.slideshare.net

「かきあげ!」の目的

「かきあげ!」には2つの目的があります。一つは「本を作りたい」もうひとつは「飲み会したい」です。

本を作りたい

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第二十六回文学フリマ東京より

Webで作品を気軽に発信できるようになった現在。だからこそ、自分が書いた本が紙の本になるという体験がどんどん稀有なものとなっている気がします。昔は薄い本をせっせと作って、コミケ(などの同人誌即売会)で頒布する……以外の発表の場がありませんでした。しかし、現在は気軽にWeb上で作品を発表することができあっという間に多くの人に読んでもらえます。そのため、自分が書いた作品が紙の本になるという経験をなかなかできなくなってきているのでは無いでしょうか?

自分が書いた物が、紙の本になる。これは経験してみないとわからない謎の感動があります。まだインクの匂いのする真新しい紙に、整然と印刷された文字列。本屋で手にとる本のような気持ちで読んでみると、確かに、自分が書いた文章が印刷されている。感動だったり気恥ずかしさだったり、なんとも言えない気持ちになります。それは悪い気持ちでは無く、なんだか宝物を手に入れたような。そんな気持ち。

これを味わって欲しくて、本を作っています。

本を作るお金は「かきあげ!」編集部のカンパによって成り立っています。*1ですので、参加者への負担は一切ありません。なんでこんなボランティアじたいなことをしているかというと、前述した「自分の書いたものが本になるという経験をしてほしい」というのと、「かきあげ!」もう一つの目的「飲み会」に来てほしいという意味合いを込めてです……。

飲み会をしたい

だいたいにおいて小説を書くという趣味は、わりと、結構、孤独な趣味です。いや、小説を書く、までは行かなくとも、読書という趣味も結構孤独なもので、周りを見回して、酒を飲みながら延々と本の話をできる人がいるか考えてみてください。普通はいないと思うのです。

でも、趣味の仲間と、趣味の話をワイワイ語らいたい。同じ趣味の話題でワイワイ語らえるのはとっても楽しいということは皆さん経験的にわかっていると思います。

「かきあげ!」のような小説投稿サイトに出入りする人が本が嫌いなわけありません。さらにコイツラ飲み会が大好きです。

ITエンジニアの世界にもいろいろな宗教戦争があって、うっかりあるエディタの話になるとどうでもいい喧嘩が起こったりとか、ある言語の話になるとマウント合戦が繰り広げられてたりだとか、あるツールの話になると老害が跋扈し始めたりだとか、まぁそんなことあるじゃないですか。

文藝世界も同じで、いや、最初から個々人の趣味の問題だからもっとひどいかもしれない。でも、「かきあげ!」の飲み会、特に打ち上げの場合は自ずと話題はその回の投稿作品の話になり、宗教戦争に発展してしまうこともそうそう無いです。その中で、宗教的な一致を見て、より仲良くなる人もいるでしょう。新たな気付き、新たなチャレンジへの一歩となる人もいるでしょう。よきかなよきかな。

まぁ、そんなことはどうでも良くて、とにかく乾杯して酒飲みたいんじゃーーー!

と、まぁ、そんなモチベーションでかきあげ! は運営されています。

「かきあげ!」のシステム

「かきあげ!」の投稿システムであるkakiage-webはnodejs+mongodbで作られています。

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確認してみると一番古いコミットは2013年5月。あー、そっか。その年の夏にデブが治らなくて教育入院2週間の刑に処されて、その間にがーーっと実装したんだった。コード管理はbitbucketです。

2013年当時は、まだweb frontのフレームワークも出たばかりだったし、僕自体がweb frontにあまり興味がなかったので、Expressで普通のwebアプリとしてもりもり書いていました。最近は思うところがあって、フロントエンドをVue.jsで書き直したいと思いVue.js勉強中。

こんななんの変哲もないWeb+DBなアプリケーションになんでmongodb使ってるの? と言われると、mongodbは無料で使えるサービスが多くあるので、というケチケチした理由です。ただこれが悪夢の始まりだったのです……。

放浪のkakiage-web

最初はホスティングにJoyentを使っていたのですが、一般向けのサービス終了。移行先としておすすめされたnodejitsuに移行してしばらくはeverything goes wellだったのですが、nodejtisuがGoDaddyに買われ一般向けのホスティングサービス終了。移行先としておすすめされたmodulusに移行し、その後xervoと名称変更がなされるのですが、こいつも一般向けのホスティングサービス終了。いろいろ悩んだ結果、いまはherokuで動かしています。herokuは一般向けのホスティング、おいそれと辞めないですよね??

ひどいのは「無料だから」と思って採用したmongodbのホスティングサービスです。もうどんだけ移行したか覚えてないし、コミットログ追うのもしんどいのしんどい! ってくらい移行しました。現在mlabに落ち着いてますが、mlabもサービス終了する? みたいなメールを拝受した気がしていますが、気が気じゃないので見なかったことにしています。

「かきあげ!」を支える人々

「かきあげ!」は参加者の皆さんに支えられています!

まぁ、それだけでは無く、スタッフとして「かきあげ!」を支えてくれている人たちがいます。「かきあげ!」編集部と言われる集団です。

本を作る、本を売る、システムを運用する、どれも金がかかります。「かきあげ!」は収支管理表を公開しています。この費用は編集部のカンパで成り立っています。

また、編集部がやっていることとして以下があります。

  • 本を作る際の原稿のレビュー/校正
  • Twitter botへの仕込み
  • かきあげ! 関連のtweetを togetterへまとめ
  • 参加者の勧誘
  • 投稿された作品を読んで感想をつける

その他にも最近では原田さんという方が主催している朗読劇でよく「かきあげ!」に投稿された作品が朗読されたりしています。

twitter.com

私も一度、この朗読劇を見に行ったのですが、いや、面白いものですね。自分では気付いてなかった発見がたくさんあるし、何より「紙の本になる」より貴重な体験でした。

朗読の様子は週末はかきあげ! 祭りやで〜! - かきあげ!こちらのエントリにYoutubuへのリンクがあります。

皆さんに支えられてのかきあげ! ですmmm

「かきあげ!」参加者募集中!

というわけで、「かきあげ!」では参加者を募集しています。ジャンル不問、3000~4000文字の掌編文藝作品を投稿してください。

kakiage.org

作品投稿された方には1点お願いしていることがあって、それは他の人の作品を読んで感想を付けてほしいということです。「かきあげ!」はその前身の一つである文章力向上委員会の思想である「他人の文章の感想を書くことで、自分の文章力を向上しよう!」というものを受け継いでいます。また、単純に感想がたくさんつくと、嬉しいですよね?

作品を投稿されてもいいですし、読み専でも構いません! 感想つけていただけるととても嬉しい。

5年続けることができたので、もう5年くらい続けられるといいなぁ……と思っています。

*1:ちなみに編集部は本にする作業の中で、原稿のレビュー/校正もやっています。お金を払って罰ゲームを受けているようなもんですね……。

続きを読む

mohikanz 横浜会でいった店

TL;DR;

この記事は mohikanz advent calendar 2018 の3日目の記事です。

mohikanzとはいろんなIT系エンジニアが集まる謎の雑談Slackです。謎の技術で運用されており謎の気のいい仲間たちがわいわい楽しく毎日を過ごしています。下は高校生から上はインターネッツ黎明期を支えた方まで、いろんな人がいてマサカリを投げあってます。私は元気です。にゃーん(社会性フィルタ)

さて、そんなmohikanzのチャンネルの一つに #yokohama というのがあります。横浜在住だったり、横浜にお勤めだったり、まぁ、別に横浜を名乗ってるけど神奈川でもいいよね! 飲みたいから神奈川も横浜も関係ないけどはいる! みたいな人だったり、まぁそんな広義の #yokohama な人が集まるチャンネルです。

mohikanzは何かとイベント(飲み会、TRPG会、カラオケ会、勉強会などなど)が多い集まりではあるのですが、その中でも#yokohama は屈指のイベント開催率&参加率です。イベントといっても、横浜周辺の美味しいお店にいってわいわい飲むだけですがね。

今年はそんな横浜会が3回(+突発1回) 開催されました。みんなが行きたい行きたいといっていた店なのでどこも美味かったので、我々が訪問したお店を紹介したいと思います。

馬刺し食べ放題!「うま処 櫻」

横浜から海老名までを結ぶ横浜民の足「相鉄線」。その横浜駅にほど近い天王町駅にこの店があります。なんと馬刺し食べ放題5000円! 飲み放題もついてくる! ひゃっほー! こいつはたまらんぜ!

というわけで第一回の横浜会はこの馬刺し食べ放題の店、「うま処 櫻」に行きました。

しとしとと雨が降る日でしたね。基本的に忙しくて飲み会に遅れがちの人が多いIT系エンジニアの我々ですが、遅く来る人もいえば早く来すぎる人もいます。早く来すぎたひとたちで、会場近くにある居酒屋で0次回。そうだそうだ、キリン秋味が始まったころで、0次回にもかかわらず3人で秋味の瓶ビールを4本も5本も空けた酒飲み集団mohikanz。

時間になったのでお店に移動です。

さて、櫻のシステムは最初に何皿か料理がでて、それをある程度片付けたら馬刺しおかわりタイムです。しかし、このお料理が量が多い! しかもどれもめちゃくちゃうまい! 特に馬肉がはいったポテトサラダが絶品 of 絶品。ぶっちゃけ、最初にくるお料理だけでかなりお腹いっぱい大満足な量と質。もちろんメインの馬刺しも最高。醤油も数種類あり大変美味しくいただけました。

写真はこちらの記事をご参照ください。

r.gnavi.co.jp

そういえば、いままでmohikanzのイベント(主に都内。渋谷、大塚が多い)に参加してなかった人が結構大量に初参加したのはこの会からでした。やっぱ時代はYOKOHAMAっすわ。

旨いチーズに舌鼓! 「チーズカフェ」

【公式】チーズカフェ2|横浜駅での女子会や合コンに!ステーキ&ワインが人気のイタリアン

チーズカフェ 2

食べログ チーズカフェ 2

皆のもの、チーズです。

チーズはうまいよな。カロリーだからな!

おしゃれな店内、チーズの芳しい香りがみちみちていました。

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コースを予約していたのですが、ここのコースは面白くて、人数によって「この中から何皿」「この中から何皿」みたいな形で選んでいくスタイルなんですね。結構迷いどころです。

チーズカフェというだけあって、チーズ料理も充実しているのですが、なにげにステーキ類が美味しかったです。でっかいTボーンステーキ。はぁー骨の周りのお肉をしゃぶしゃぶするのがすきなんじゃーーー

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名物はでっかいパルミジャーノ・レッジャーノの器の中で仕上げるリゾットやパスタです。ワゴンにパルミジャーノ・レッジャーノを載せてテーブルの近くで仕上げてくれます。ああ、幸せ。

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今回はうっかり頼み忘れたのですが、もしもデザートを頼んでいたら、デザートワゴンでうまそうなデザートをテーブルまで運んでくれます。はぁー女子力〜〜

突発開催! 「野毛ホルモンセンター」でペラペラ焼きを堪能!

ある日のこと「焼肉食べたい」とツインエビフライアイコンの兄さんが言っていて、翌日に突発で「野毛ホルモンセンター」に行くことになりました。

本店は予約できないんですが、この「はなれ」の方は予約でき、ペラペラ焼きというのとミックス焼きというやつをひたすら食べましたね。

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ペラペラ焼きはいわゆる小腸系のホルモンなんですが、なんか割とペラペラしていて、すぐに火が通ります。こいつをお変わり自由のニラと一緒に食べるんですがこれがうんめぇの! ミックス焼きは、普通の焼き肉メニューの中から数種類が適当に入った盛り合わせです。こいつも焼いて、タレにつけて、お通しの千切りキャベツ(おかわり自由)と一緒にかきこむ。これがまたうまいのさ!

魚とうまい酒! 「まるう商店」

まぁ、とにかくみてくれこの舟盛り。キンメの煮付け

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都内なら魚金 本店(地図/写真/新橋/居酒屋) - ぐるなびなんかがお魚の有名な店ですが、横浜には「まるう」がありますよ!

5000円で飲み放題つきのコースだったのですが、コースの内容は「刺し身」「煮付け」「焼き魚」「天ぷら」「シメもの」というシンプル! シンプルだけど一つ一つのクウォリティが高く、しかも結構暴力的な量!うんめーうんめー。

店内の黒板をみてると他にもうまそうな料理がズラリならんでいたので、コースじゃなくて今度はきたいな……

おわりに

IT系エンジニアの雑談Slackですが、#yokohama ではうまい飯を求めて魑魅魍魎の跋扈する横浜シティを徘徊しています。カモントゥゲザーレッツエンジョイYOKOHAMA NIGHT!

今後も#yokohama では美味い飯を求めてさまよい続けます! ご期待下さい!

どうでもいい話

そういえば、#yokohama を作った姉さんが飲み会の前にいつも飲んでるhttps://amzn.to/2DQDoO9、わたし気になります!

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効いてるのかな???

後悔の無いプロダクトをつくれているか? -- レディ・プレイヤー1を観て

ガラガラの映画館で話題の映画を観るのが大好きなんですよ。平日の早朝とかで大きめのスクリーンで見る映画は本当に最高です。

5月2日、平日とは言えGWの中日。何処の映画館も結構混んでいる中、海老名のAEONシネマが、結構ちゃんとした設備の割にスカスカだと言うことに気づいたので話題の映画 レディ・プレイヤー1 を観に行ったら、なんか涙が止まらなくなった。

wwws.warnerbros.co.jp

映画の説明はいいでしょう。仮想現実ゲームの世界でドッタンバッタン大騒ぎする映画で、別にわん泣きするようなストーリーじゃないです。でも、唐突に、ぐさりと胸に突き刺さるセリフがあって、それを聞いた瞬間涙が出てきて、止まらなくなって困った。それは劇中で、その仮想現実ゲームを作った人間が

僕の作ったゲームで遊んでくれてありがとう

と、言う。ただそれだけのシーン。その一言が深く胸に突き刺さって、もう、なんだか涙が止まらなかった。その時は「あー、俺もおっさんになって涙もろくなったなぁ」くらいに思っていたのだけど、帰りの電車でいろいろ考えていると、この涙の原因は『後悔だ』とふと思い当たった。

僕はソフトウェアエンジニアとして10年ちょいのキャリアを積んできた。おもにB2Cの領域で、両手の指じゃ足りないくらいのプロダクトをリリースしてきた。鳴かず飛ばずで終わったもの、ヒットしたもの、継続的に万単位のユーザが使っているものなど、様々だ。普通のwebサービス、ゲーム、ニッチな領域のプロダクトなどなど……。基本的に専門家ではない一般のお客さんが使うプロダクトを作ってきた経験の方が長い。

では、僕が作ったプロダクトを使っているお客さんの前で「僕が作ったプロダクトを使ってくれてありがとう」と胸をはって言えるか? と問われると若干モニョル。いや、すごくモニョルと思う。

もちろん、作ってきた一つ一つのプロダクトには愛着がある。しっかり育てていきたいし、ユーザにより便利に使ってほしい。やっつけ仕事で出したものなど一つとしてない。一つ一つのプロダクトにソフトウェアエンジニアとして誇りがある。

……と、同時にそれぞれのプロダクトに少しずつ後悔もある。「本当はもっとこうしたかった」「スケジュールの都合上あの機能はオミットした」「使い勝手がいまいちなのは分かっているけどそこを直すコストがかけられない」「キビキビうごかない」「テストコードをちゃんと書けてない」「きちんとマーケティングできなかった」などなどなどなど

どのプロダクトもリリースした喜びの記憶とともに、こういった後悔の記憶が少なからずある。後ろめたさと言ってもいい。仕事だから仕方ないじゃないか、と言われたらそうかも知れないけれども、でも後ろめたいことにはかわりがない。後悔だ。

この後悔があるせいで「僕が作ったプロダクトを使ってくれてありがとう」と胸をはって言えないんだ、ということに気づいた。

僕の作ったゲームで遊んでくれてありがとう

これが言えるということの素晴らしさ、羨ましさ。そこには後悔や後ろめたさなど微塵も無く、自信と誇りしかない。それに対する嫉妬と後ろめたさ、そして惨めさがガツンと胸に刺さって、涙が止まらなくなってしまったんだと思う。

後悔なく、まったくの思い通りで、ユーザに受け入れられるプロダクトをタイムリーに市場に投入するということは本当に難しいことだと思う。きっとこれからも後悔と後ろめたさを積み重ねながらソフトウェアエンジニアしていくのだろうと思う。でもいつか「僕の作ったプロダクトを使ってくれてありがとう」と胸をはって言えるようなプロダクトを世に出していきたいなぁ。そんなことを考える一日だった。

仕事ではじめる機械学習

仕事ではじめる機械学習

仕事ではじめる機械学習

著者の一人の 中山ところてん とは シャチクグッズとか一緒に作ってる仲で、まぁ、そんな感じで献本いただきました。ありがとうございます!

学生の頃から確率とか統計とかすごく苦手で、社会人になってから 集合知プログラミング とか勉強したけど、けっきょくよくわかんない……みたいな状態でいたのですが、前職でディープラーニング野郎となり、ディープラーニングならある程度わかる。という状態になったのが私です。

前職ではディープラーニングのコンサルみたいなこともやっていたのですが、お客さんの話を聞くと「それはディープラーニングじゃなくてもいいんじゃないかなぁ……」と漠然と感じつつも伝統的な機械学習の手法というのを知らないすぎるので何とも言えないということがよくありました。

この 仕事ではじめる機械学習 は、本の中に出てくる言葉を借りると、『伝統的な機械学習』について紹介してあります。機械学習にはどういう物があって、これはどれが得意。こういうときはコレを使いましょう。データはこうやって集めましょう。みたいな話がたくさんの図とPythonのコードで紹介してあります。コード……と言っても、読み飛ばしても全然問題が無いレベルです。また、翻訳本じゃないので日本語がとても読みやすいし、題材がITに身を置いているものからみるととても身近で理解しやすいものばかりでした。

前半では、伝統的な機械学習についてのオーバービュー。後半では実際に映画の推薦システムの作り方やKickstarterの分析など具体的な例を出しての解説。という構成なので、わかりやすさと納得感が抜群でした。

ディープラーニングから機械学習に入った私ですが、ディープラーニングを勉強しているときに、とにかく用語がわからなくて困りました。このディープラーニングの文脈で出て来る様々な用語は、元を正せば「伝統的な機械学習」からきています。この本ではこういった用語の説明がわかりやすくしてあり、ディープラーニングを勉強する人も、まずこちらの本を読んでから勉強するとすごく役に立つと思います。

「仕事ではじめる」というタイトルに偽りなく、必要十分な内容で大変参考になる良書でした。

献本頂きましたオライリー・ジャパン様、著者の皆様、どうもありがとうございました。