- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: 文庫
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おっさんが主人公? テンションあがらんなぁ……
そんな風に思っていた時期が俺にもありました。
この小説を一言で表すならば痛快。
定年退職するくらいの年齢の幼馴染のおっさん三匹が、ご町内の平和を守るために日夜パトロールに明け暮れるという話。
このおっさんたちの「若いものにはまけんぞ!」という感じと、超わかりやすい悪を追い込み、叩きのめし、老獪さを見せる部分なんか想像以上に気持ちがいい。
有川浩作品のお約束、ベタ甘ラブ・ストーリーも健在。
おっさんたちじゃなくて、おっさんの孫のラブ・ストーリーなので安心して見れます!
有川浩は流石すぎる。
文章や内容が平易で王道すぎるのが災いして直木賞とかとれないのかな? さっさと賞を与えて、もっと広く国民にその面白さをしらしめるべき作家だと思います。
あと、映画図書館戦争はすごく良かった。
そして、早苗ちゃんかわいいです。