メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 文庫
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実は私、メタルギアソリッドって、PS3で出たガンズオブパトリオットしかやったことないんですね!
でも、あれ、面白かった! でも前作のことわかんないからいろいろわかんねーー!! っていう状態。
今回、この本を選んだのは 伊藤計劃のThe Indifference Engine*1を読もうとおもって、TSUTAYA大崎駅前店を物色していたところ、目当ての本がなかったんです。そこで、しかたなくコレを手にとったんですね。まだ読んでなかったし。
伊藤計劃のハーモニー*2や虐殺器官*3のようなガツンと頭を殴られ足元を崩壊させられるような衝撃はまったくなかった。そういう意味でがっかりではあるのだけれども、しかし、ゲームのノベライズとしては最高の出来だった。
ゲームでわからなかった部分を補足しつつ、小説では不要な部分は切り取り、そして、伊藤計劃らしいシャープな表現でいろどられているのだけれども、どこを切り取ってもしっかりメタルギアソリッドという素晴らしいでき。文字から、ゲームの画面をどんどん思い起こすことができるし、たぶん、ゲームでプレイしていたときよりも深く感情移入することができていた。
なにげに良かったのが、小島秀夫によるあとがき。
伊藤計劃と小島秀夫の交流について書かれている。
これがまた、なんともいえず、いい味をだしていた。