- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/05/18
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江戸時代、狂い始めた暦を改めるために奔走した渋川春海の物語。史実である。
渋川春海は2代目安井算哲という碁打ちでもある。
本編中で出てくる、本因坊道策との一曲は棋譜が残っている。
http://www5.plala.or.jp/hasebehp/igo_kotenkifu/dousaku/igo_dousaku3.htm#14
(要JavaApplet)
僕はこういう、信念ももって、いろいろな困難に遭いながらも仕事をやり遂げる話というが好きで、その仕事人の熱い生き様とかは、もう、胸が熱くなり電車の中で涙を流してしまう。
ああ、もう、この作品は泣きまくったね。
通勤中でばっかり読書をするんだけど、朝、横浜駅のホームの上で涙を流し、夜、相鉄線の海老名行き特急電車の中でも涙した。
この文章を書いてるときも、おもわず思い出しうるうるしてしまって割りとやばい。
内容についてレビューを書こうとしたけど、無理。目からなんか汗がでてくるんです。
これはあれだ、ミミズクと夜の王*1のあとがき読んだ時以来くらいの感じ。
とにかく熱い。今年最高の一作。
*1:[asin:4840237158:detail]