名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

ソフトウェア開発会社を退職したので振り返り。

前回の退職エントリ、2013年に書いてありますね。

3年と1ヶ月勤めたソフトウェアの開発会社を退職しました。正確には今月いっぱいで退職します。いまは有給消化中です。

社内の規定で所属を明かしちゃだめよって書いてあるのでどこをやめたかは書かないです、発表資料とか上司の発言を追っていたらどこに所属していたかはバレバレですけどね……

映画みたり、GRAVITY DAZE2やったり、恩師の研究室に遊びに行ったり、嫁の書物仕事手伝ったりして過ごそうと思っています。

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せっかくなのでこの3年間の振り返りを。

前回の転職の経緯

que.hateblo.jp

簡単に言うと、お仕事楽しくなくなってきたタイミングで、超面白そうな仕事見つけて応募したら受かったので転職した。みたいな感じですね。

現職やってきたこと

新卒で入った会社は、最後の方はスクラムマスターのようなプロジェクトを回すお仕事ばかりをやっていたのですが、転職した会社はとにかく四六時中プログラムを書くお仕事でした。

最初はPHPで書かれた既存サービスのメンテナンスを一月ちょいくらいやって……

ああ、それからは怒涛の展開でした。

特定のディバイス向けのクラウドサービス(PHP)を作ったり、IoT的なやつのマシーン間のリアルタイム通信するためのサーバをつくったり、社内用のチャットシステムを作ったり、深層学習したり、深層学習用のGUI環境つくったり、オープンソースで公開したり超会議でたりNumbers当てたりしましたね。

3年間はあっという間でしたし、常になにか新しい技術を勉強して、とにかく世の中に無いものを作り続けていました。

環境は人を成長させる

この会社の良かったところは、度肝を抜かれるような優秀な同僚と一緒に働くことができたことです。

とにかくみんな、恐ろしくコードが書けるし、ソフトウェア開発に対して真摯でした。

僕達開発者への要求はものすごくフワっとしていることが多い職場でしたが、むしろそれのおかげでかなり自由にできました。へんなしがらみに悩まされることも無く新しい技術を実験したり、採用したりできました。

そういう、エンジニアがのびのびと自由に作業できる環境で、さらにとびきり優秀な同僚に囲まれているというのは、お互いに刺激があり成長できる環境だったと思います。

これは悪かった点でもあるのですが、同じ部署にサーバサイドのエンジニアが誰もおらず、サーバまわりの開発はいつも僕一人だったっていうのも、良し悪しではありますが、大きく成長できた/できてしまった部分なのかなぁと思います。

この会社に入るまではアプリのことはわかるけど、ミドルウェアのことはよくわからん! という感じでした。しかし、まぁ、自分でなんでもやらないといけないとなると、そうも言ってられないので、とにかく調べては実装、実行、本番投入! みたいな感じで否が応でも詳しくなっていきました。

自分が専門としている領域の人が自分だけという状況は、特に「何かわからない」ときが辛いです。この挙動、よくわからないけど聞く人が居ない。テスティングライブラリどれ使うべきか……今なにが流行ってるのか。とか、相談したいときに相談出来ない、相談する人が居ない。仕方がないから自分で調べて、手痛い失敗をしたりして、ちょっとづつ道を切り開いていくしか無い。そういう経験は、経験として貴重だと思うし、エンジニアとして成長できたとは思うのですが、効率の悪さを感じる点でした。

他に現職のいいところを上げておくと

  • 真の裁量労働制 (コアタイムあるようなないような)
  • 内線でなくていい (内線取るのはプログラマの仕事じゃない!)
  • 会議が殆ど無い(週1のプロジェクトの定例30分くらいのみ)

逆に悪いところは

  • 情報共有がされない (となりがなにやってるか知らない)
  • 締め切りギリギリでの差し込みが多い

〆切ギリギリの差し込みはほんと、それやらないといけないのひと月前からわかってたよね? よね? なんで今までだまってたの? ね? なんで? ねぇ? と膝詰めで問い詰めたい気持ちでいっぱいになることが多いのでホントそのへんは改善したほうがいいと思います。

と、まぁ、人間がやることだからいい点もあれば悪い点もある。

振り返るとおおよそ楽しく仕事ができました。年に1、2回、まじでヤバイ死ぬみたいな激務が訪れるけど、それ以外はほぼほぼ平和な凪の海という感じ。いい職場でした。

転職する理由

ちょっと前に、こんなブログを読みました。

paiza.hatenablog.com

「あー、わかるー」と思いつつ、でもやっぱり「世界を変えたい」とか「世界にまだ無いものを作りたい」という欲求が、僕の中には強くあります。

いまの職場に転職したのも、社長のブログに「世界に無いものを作る」と書いてあったのを読んだのがきっかけでした。火中の栗を拾う人募集とかも書いてあった気がします。アッツアツの栗を随分拾いましたともさ!

そういう超でかい夢や野望をトップが示してくれるところで働きたい。そこで世界にまだないプロダクトを作りたい。世界を変えたい! あと、給料もっとくれ!

今の会社は、確実に、世界にまだない、全く新しい物を作ることができます。給料も、同年代とくらべてもらえてる方です。

なので、転職しようとか全然考えてなかったのですが、ある日、首狩り族から電話がかかってきて、話を聞いてるとすごく面白そうだなぁ、と思ったので受けてみたら受かった。だから転職することになりました。

世界にまだ無いものを作れて、しかも即座に人の生活の役に立つ。年収も上がる。

今の会社と違うのは超大企業の新規部署という点。今は中小企業で働いているので、日銭を稼ぐために面白くない仕事もやらないといけないのです。でも、次のところは大企業の中の新規部署で、まさにスタートアップのような場所。絶賛人を募集中。スタートアップ的位置づけなのでカルチャーを作れる。何より予算はいっぱいある。

これは実に魅力的だと思い、転職を決意しました。次はクルマと、クルマを取り巻くITサービスを作るお仕事です。大企業だけど「内製する」と言っていたのも転職の決め手の一つです。今後もソフトウェアデベロッパーとして、そしてたぶんスクラムマスターとして働いて行くことになると思います。

世界変えたいなら、世界変えれる会社に飛び込んでいけばいいじゃない!

世界を変えるのにふさわしく、新規で採用した人のなかで僕が唯一にして無二の日本人だと聞いて大草原不可避状態ですがwwwwwwww英語、特に喋れるわけじゃないので、一抹の不安しか無い。一抹というか、茶筒から溢れんばかりの不安しかない。

蛇足

この業界の慣わしに従い、Amazonのwish listを公開します。 なにかプレゼントいただけたら今後の励みになります!

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