- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/02
- メディア: 文庫
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今回は経済の話全然ねーー!
普通に、事件に巻き込まれて、狼のホロ大活躍! というお話。
1巻発売から1年で4巻まで発売という、スゴイハイペースでこれだけのお話を出して行くとは……さすがに息切れでしょうか?
経済をギミックに使い続けるのはたしかに、しんどいよね。
とはいうものの、今回も安定した文章力で楽しませてもらった。
面白いのは、辺境の地で異教の神が祭られる土地で形式的にたっている教会の司祭が
自分の神の存在を確信するために、異教の神々についての昔話を集めているという部分。
そして、その確信に至る部分。
その理論展開は「まぁ、そうなるんだろうなぁ」とは予想がついたけれど、この結論にさらりとたどり着けるのは日本人ならではなんだろうねぇ。
ライトノベルなんだけど、しっかりとした骨のあるお話。
ロレンスかわいいよロレンスでは終わらないところがすてきす