- 作者: 奈須きのこ,武内崇
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 文庫
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最初にこのシリーズを読んで、2回目を読んで、3回目まで読んで、どうしても気持ち悪さが残る。
それが中巻に収録されている「矛盾螺旋」という話。
一連の事件の黒幕である荒耶宗蓮との戦い。
結論から言うと、ここで荒耶は死ぬ。にもかかわらず、これから分厚い下巻が続くのだ。
何度読んでも、ここまでだとなんだか気持ち悪い。スッキリしない。
だって、明らかに最強の大ボスが物語の途中で死んじゃうんだよ!?
たしかに、式が高校生のときの連続殺人事件なんかが解決していないけど、ここで大ボス退場って!
と、いつも感じてしまう。
だけど、最後まで読んでいる俺は、もう焦らない。だって、あちらコチラにいろいろなお話の種が撒かれていることを僕はしっているから。
本当に、この人は凄い作家だよ。
巻末の解説がまた豪華
上は綾辻行人。中は菊地秀行。下は笠井潔。
現代小説を語る上で欠かせない人達が名を連ねているのはすごいと思う。
……ま、どの人の作品も読んでないのですが。
# 推理小説ニガテ