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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

アクセル・ワールド1 黒雪姫の帰還 川原礫

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)


第15回電撃小説大賞受賞作品


近年まれに見る強烈に萌える表紙(( ゚∀゚)o彡°微乳!( ゚∀゚)o彡°微乳!)につられてかどうかはしらんが、めちゃくちゃ売れてるらしい。
売れてるらしいという噂を聞いてから行きつけの本屋を何件か回ったけど売っておらず。
で、しばらくじっと待っていると調布の真光書店がなぜか初版本を入荷していたのでつつがなく確保。
いや、これは、小説で出すのはあまりにももったいないよ!


近未来。
バーチャルなせ界が定着した世界。
主人公はちびデブでいじめられッ子。
そんな主人公に美貌の生徒会長「黒雪姫」がある力を授ける。
その力を手に入れることによって、主人公はあくなき戦いの日々に巻き込まれるのだが
戦いを通して、幼馴染との友情を深めたり、黒雪姫との距離をちじめたりするー
という話。


主人公の徹底した負け犬っぷりの描写力は異常。
もっとひどくて陰湿ないじめを受けてもおかしくないレベルだよ。
主人公の自己嫌悪っぷり、ネガティブシンキング、卑屈さ。
そんな主人公が力を手に入れて、とたんに嫌な奴になるかとおもったらそうではない点がちょっと不満。
まぁ、そっこう黒雪姫の犬になったからなぁ


この黒雪姫がまたたいへんよろしい。
高飛車な感じをだしつつも、きちんと弱さをさらすあたり、作者ワカッテルー
表紙のビジュアルがバンと強烈なインパクトがあるので、もう姫のビジュアルが鮮烈に脳に焼きついていて、それがこの黒雪姫の萌えっぷりな評価をひたすらに上げ続けているのは間違いない。
作戦勝ちだ。かんぜんに。


主人公が戦うようになるオンラインゲームは、ストリートファイターや鉄拳を思わせるような格闘ゲーム。
この描写や説明が小説だとどうしてもチープになる点が残念。
これは絶対マンが向きの原作だ。
コレ、売れまくったら絶対漫画化=>アニメ化=>ゲーム化のコンボが走ると思われ。


てか、激しく漫画化希望。
というか、次のワンフェスあたりで黒雪姫フィギュア絶対でてくるよ。
いまから金をためておこう。