2013年45冊目。
- 作者: マイケル・ブース,寺西のぶ子
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2013/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本食に感動するイギリス人のグルメ本がなんか可愛い - NAVER まとめ このまとめを見て読みたくなって、居ても立ってもいられず、有隣堂本店に赴き、購入して、その日のうちに読み終わってしまった。超良作。超面白かった。
日本食について書かれた本を読み、これは体験しなくては! と思い立ったフードライターの著者が、妻と子供2人を引き連れて来日。3ヶ月ほど滞在して、日本料理を食べまくるという内容。
この本の魅力を伝えるには、上で示したnaverまとめだけで十分だと思う。
この本のいいところは、一家で日本に来たという点だ。著者が一人で日本にきていればただの食レポ本で面白くなかったかもしれない。でも、この子どもたちの日本食や、日本文化への反応が描かれることで、なんだかコミカルで、柔らかい、かわいらしい内容にないっていることは間違いない。甘いタレのかかった焼き鳥を食べるこ子供たちの描写や、把瑠都と相撲をとって勝つ様子など、本当に微笑ましい。
また、翻訳がすごくよくて、訳しすぎてないところがよかった。時折、外人特有の皮肉の聞いたジョークが良くわからない部分があったけれども、それも含めて、日本という異文化と接する外国人の反応というのが、日本語になっても失われず、それでいて、読みやすい文章でありつづけるという。ちょっとものすごい翻訳だと思った。
超オススメ。今年一番おもしろかった一冊。