- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: 文庫
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今年の夏コミ(C80)は シャチクミィ にて社畜グッズを頒布しますよ!
で、このサークルはid:TOKOROTEN との二人サークルなんだけど、社畜グッズを考えるにあたりいろいろブレストしてたんですね。
そのなかでところてんから「社畜を考える上で1984年は読んでおいたほうがいい」と言われて、それから半年、やっとこさ読み終わりました。
古典SFの名作。
本家イギリスでは誰もがそのタイトルを知っているけれども、最後まで読んだことがある人は少ない、とまぁ、そういう位置づけ。
管理社会の恐ろしさ、バカバカしさを描き上げた一冊。
あらすじはwikipediaを参照してほしい。
自由とは二足す二が四であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる。
そういう自由の無い世界。
主人公は、一度は自由を手にしようとするのだが、再度洗脳され、自由を失う。
制度を維持するための制度、組織を維持するための組織という、現代社会のあちらこちらでちらほらとみられる馬鹿馬鹿しいあれやこれやが描き出されていて、世に言う本当に悲惨な社畜の皆さんが何かと戦っているのはこういう場所なのかもしれない。。。
いろんな小説や漫画やアニメで時々出てくる「ビッグブラザー」もこれが元ネタってのはしらんかった。
すごく考えられる一冊。
面白いけど、重い。