猫物語(白) 西尾維新
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この『猫物語(白)』からセカンドシーズンです
とあとがきで筆者が語っているように、ここからセカンドシーズンであった。
いろいろな物語が裏で進行しつつ、この猫物語(白)は白々しいほどに、羽川翼の物語で、羽川翼が自分で勝手に助かる物語。
語り部は、いままでの阿良々木暦ではなくて、羽川翼が語り部として語り、自分の内面の問題に向きあう。
化物語シリーズって、物語の面白い/つまらないの振幅が激しすぎるのだけど、いままでのシリーズのなかで僕はこの物語が一番面白かったと思う。ダントツといってもいい。
羽川翼のことを、周りの人間が、これまでも「異常だ」と言っている描写はあったが、いまいち説得力がなかった。
でも、このおはなしはその異常さについて、いちいち例示して、それでいて、その原因について言及し、そして、解決していく。
羽川かわいい。でも、それいじょうにデレた戦場ヶ原さんがかわいい。
てか、「デレた」と阿良々木暦に言われてから、初めての登場じゃなかろうか。
つぎの傾物語は12月発売ってかいてあるけど、本当か!?