名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

でもそれだけが理由ではない

mixi用に書いたのだけど、ゼッタイコッチ向きだとおもったのでコッチに掲載


美少女ゲーム業界の辛苦「規制以前に風前の灯火……」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=501871&media_id=53
(ニュースソースがmixiですまそ)


政治家は、感情論だけで断定的な物言いをすることが多いですよね
で、よく考えずに動くから下みたいなウィルスがでまわってみたり
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080523_mellpon_noped/
全く、ゆかいな国です。平和だなぁ


さて、上のニュースで「ファイル共有ソフトが〜〜」みたいな話が書いてありました。
たしかに、それも一理あると思う。
αロムとかリングプロテクトとか呼ばれるコピーガード手法がでたときは、Lite-onのCD-RドライブをかってCDマニピュレータを駆使してイメージ化することに心血を注いでいた人達が少なからずいましたね


でも、今の美少女ゲーム業界が苦しいのはユーザを舐めた商売をしているからですよ。間違いない。
興味の無い人は全く見る必要はないけれども、業界の(特に)ひどい部分を端的に集めた動画です
D

シナリオが絵が糞というのは仕方が無い。そういうのは淘汰されればいいと思う。

しかし、プログラムがバグだらけというのはどうなの?
バグが残ってるというレベルでは、無い!
ユーザにデバッグさせてるんですよ。
ちゅうか、ゼッタイお前らデバッグしてないだろ。
こちとら「会員数の集計の値が2件多いんですけど……」とか、もうどこの小姑ですかというレベルで依頼者から突っ込みが入り、「ああ、トラブル報告書を書くのか」と胃が痛い思いをしながら見つかりそうにないバグを必死に見つけるという作業をしているというのに。
そんな直接「お金」にならないプログラムですら、そのレベルでバグ潰しをするというのに、ユーザに「買って」貰う「製品」でバグだらけってそれはどうなのよ?

それで、売れない=>パッチでない=>経営(往々にしてシナリオ書きor絵師)とプログラマ喧嘩=>プログラマは業界をさりました=> 臨時雇いのプログラマバグフィックス=>バグが増えるパッチをリリース

とか。

ユーザ規模に対して業界が大きすぎるのも明らかに問題だろう。
少ない牌の取り合いをするしか無いのに、月に50タイトル以上が発売されているという現実
2008年5月でもこんだけ(アダルト注意)
http://holyseal.net/cgi-bin/catalog.cgi?keydate=200805

で、1本9000円とか? 誰が買うんだ……

2万本売れたらヒットの業界といわれるけれど、2万本売れたら年間TOP10にはいっちゃうという……
月50タイトルと考えて12ヶ月だと……600タイトルでてるんだよ?
そりゃ、もうからんわ。

エロ=>全年齢
ゲームシナリオライター=>ライトノベル作家
という遷移がどんどん起こりつつあるけれど、そんなことができるのは、本当に売れまくりのトップメーカーだけで、その他大勢は自己満足的にゴミを作り、売り続けている。

最近では、ゲーム中にアニメーションを多用したり、フル3D化をしたりして多様化の様相をみせているけれど、そんな技術力を持ったところは極極少数。
そんな事したら開発費がかさんでますますペイできないだろう……



……と、まぁ長々と書いたけれど、何が言いたいかというと「この業界はダメだ」という話ではなく、記事に騙されるなという話。

最近のニュースはどうも真実であるが全てではない側面を、あたかもそれが全てかのように語り過ぎている傾向が強いよね、と。



ちなみにコンシューマゲーム(Wiiとかプレステとか)の売り上げランキングですらこんなもん
http://www.m-create.com/ranking/


格差社会もいいとこだな。
中の人に「うりあげ、こんなもんでペイできてるの?」と聞いたところ「全然無理。3000本も出荷されてないゲームもある」とか


あぁ、やっぱりこの業界はだめなのかもしれない……?