- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: 文庫
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小説の結末部分の数ページのみを切り出して、ファンブックに「書き下ろし」として同梱しファンにファンブックを買わせるという恐ろしい商法。
すなわち「醜悪祭商法」
この巧みにファン心理をつく商法。悪辣で卑劣。集英社にはがっかりさせられた。
……が、公式ファンブックを購入。
だって、続きが読みたいんですもの。
内容はたかだが13ページ。
たった13ページのためだけに476円を支払ったのだ。
ぶっちゃけ、醜悪祭の後日談である「祭りの後」以外は読む価値は無い。
ぎゃくに言うと「祭りの後」は476円はらってでも、醜悪祭を読んだ人ならば読むべき。
絶奈と真九郎の戦いは描かれていないが、読者が納得するに充分な内容はかかれている。
柔沢紅香のことや、紫のこと、銀子の事と、これでやっと終わったという感じ。
正直、上下ファンブック全部まとめて一冊で出して欲しかった。何年かかっても。
許されるなら、いくらでも時間を使って、作者の頭の中にある醜悪祭の全てをさらけ出してほしかった。