名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

怪物王女

怪物王女(1) (シリウスコミックス)

怪物王女(1) (シリウスコミックス)


先週の土曜日の事。
MAO(ながしろばんり)やうなぎさんとか文章系の人達の飲んでいたときの事。
MAOっちが「怪物王女が面白い! 漫画とアニメのギャップが面白い!」と鼻息を荒くしつつ主張し、変な汁を飛散させるので、「じゃぁちょっと読んでみるか」と軽い気持ちで買って読んでみたら、やだ奥さん、王道だけど面白いじゃない。


怪物の王女がいます(吸血鬼ではない)。死者が彼女の血を飲むと半不死身となる。ただし、一定期間しか血の効力はなくて、その期間中に新たに血を王女から補給しないと死者は二度と蘇れない。
この王女、王位継承権を巡って他の兄弟達と殺し合いをしています。微妙に甘くて、微妙に優しい。常に冷静……というか微妙にまぬけなんじゃないか??
哀れにも王女の僕となってしまった主人公は姫(王女)の盾となりけなげに怪物達と戦うのでした。
というか、王女のツンデレっぷりを引き立てるだけの存在でしかない。そんな漫画界随一の脇役的主人公。


絵は下手だ。べらぼうに下手。
ただ、顔を書くのが非常に上手く、姫の服装のセンスがオタク心を存分に刺激する。顔は上手に描くのに体のデッサンが常に狂っていて、2巻修了時点でいまだに頭身の比率が妙に不自然な事が多い。
でも線が細くスッキリとした絵柄なので、人物の体のデッサン力がついてくると、これは稀代の萌え絵師になることは間違いない。


お話はさっきも述べたように王道のツンデレもの。
ただ、ゴスロリ姿の姫がチェーンソー振り回したり、モーニングスター振り回したりする姿はなんというか、すごくいい。
そして、主人公が完全な姫の引き立て役でしかない点がすばらしい。激しく評価できる。
まぁ、これもきっとジャンル的にはツンデレに属するのだろうけど、いままでのツンデレとはちょっと違う感じ?
高飛車でデレ?タカデレ?ヒシャデレ?
ま、そんな感じ。


さて……アニメではこれがどうなっていることやら……