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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

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久しぶりの読書更新。
読みかけの本は沢山あるのだけれど、1冊読み終わるということがなかなかなくて……^^;


空の境界 上  (講談社ノベルス)

空の境界 上 (講談社ノベルス)


こういう小説がある。ページ数は400ページ前後、上下2段組みの上下巻。
ライトノベルと呼ばれるにはあまりにもヘビーな分量の小説である。
もともとは同人作品として発売され、大ヒットを飛ばし、その後講談社より再刊行されたということで話題になった本である。
作者はゲーム制作会社TYPE-MOONのシナリオライター奈須きのこ
あの伝説の「月姫」を作った人である。


amazonのブックレビューを見てもらうと分かるが、好き嫌いが激しく別れている。
おそらく、大別して月姫をプレイしてから読んだ人は「好き」それ以外の人は「嫌い」と評価している人が多いのではないだろうか?
幸か不幸か、僕は月姫とその一連のファンディスク、加えてFate/stay nightFate/hollow ataraxiaもプレイしているので奈須きのこ作品は読みなれている。
加えて空の境界は同人版で1回読んでいるので、正直抵抗が無い。


なぜまた読み返そうと思ったのかというと、メルティブラッド アクトカデンツァをプレイしたおかげで無性に月姫をプレイしたくなって月姫をやって、その流れで空の境界を読みたくなった……という、あまりにもアレゲな動機だ。


月姫空の境界は世界観を共有している。いや、むしろ奈須キノコの作品は全て世界観を共有している。
くわえて彼の作品はそのセカイに対する説明が少ない。
だから、きのこ作品を読めば読むだけそのセカイに関する理解が深まり、補完されて行くという構図になっている。
今回読んだので、曖昧だった部分の理解が深まり作品をより楽しめるようになった。
ストーリー自体は面白い。正直、アニメ化までされた月姫よりもアニメ向きだと思う。


他人にお勧めするか……と言われたらちょっと困る。
まず月姫をプレイしてもらいもらいたい。その後であれば、まぁお勧めする。
月姫を読む前にこっちを読んでいたらどんな風に捉えてただろうな……。


内容的なお話は空の境界 下 (講談社ノベルス)を読んだあとで