名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

あけました 2015

あけましておめでとうございます。 2014年は1エントリもブログ書かなかったですね。環境の変化といいますか、会社の行き帰りに延々とキャンディークラッシュとジェリースプラッシュやっていたせいで、本もろくに読まなくなっていました。あと、パチスロにハマりすぎてソウルジェムを濁し続けた一年でした。今年の抱負は質素倹約。家計簿をしっかり付けて、パチスロ通いを控えて財政の健全化を図りたいと思います。

さて、転職して1年がたちました。

なんというか、ジェットコースターにのったような感じでバタバタと1年が過ぎました。

前職の最後の方はベンチャー企業に出向して働いていたのですが、やっぱり今の会社の方が日々の暮らしが心配になるレベルでザ・ベンチャーという感じでした。

「ここで俺がヘタれたらプロジェクトと一緒に会社が潰れるぅぅぅううう」

というたぐいのもっそい緊張感を持って仕事することが多くてまじあれでしたね。

前職ではスクラムマスターとかプロジェクトマネージャー的な仕事をやっていたので、コードはほとんど書かず、とにかくスケジュールに間に合わせるように暗躍していたような気がします。

一方、いまは完全にプログラマに戻って、朝から晩までひたすらコードかいてます。楽しい。研究開発っぽい案件が多くて、わりと自由にいろいろなことが試せるのがいいですね。ただ、種々の理由によりサーバ側のコードがPHPなおかげでいろいろヘイトを貯めることがありますがががががが

給料は、前職にそのまま居たほうがきっと良かったんだけど、毎日が充実してて、というか朝から晩まで楽しくコードかきかきできる今の環境は素晴らしいです。あと、出社時間が基本自由な裁量労働制ってのがサイコー。9:30にこないといけない前職の裁量労働とはなんだったのか、いまだに謎いすぎます。

てなかんじですが、2015年もよろしくおねがいします。

現場からは以上です。

獣の奏者 外伝 刹那 上橋菜穂子

2013年46冊目。これが今年最後。

獣の奏者 外伝 刹那 (講談社文庫)

獣の奏者 外伝 刹那 (講談社文庫)

すでに本編は終わっているのだけれども、そこからこぼれた、親と子の物語が丁寧に描かれている。
本編に比べれば圧倒的に静かな内容なのだけれども、生まれて、いかに生きるかを選択し、子を産み、育てるということについて語られていて、なんとも言えない、心に響く内容だった。

英国一家、日本を食べる マイケル・ブース

2013年45冊目。

英国一家、日本を食べる

英国一家、日本を食べる

日本食に感動するイギリス人のグルメ本がなんか可愛い - NAVER まとめ このまとめを見て読みたくなって、居ても立ってもいられず、有隣堂本店に赴き、購入して、その日のうちに読み終わってしまった。超良作。超面白かった。

日本食について書かれた本を読み、これは体験しなくては! と思い立ったフードライターの著者が、妻と子供2人を引き連れて来日。3ヶ月ほど滞在して、日本料理を食べまくるという内容。

この本の魅力を伝えるには、上で示したnaverまとめだけで十分だと思う。
この本のいいところは、一家で日本に来たという点だ。著者が一人で日本にきていればただの食レポ本で面白くなかったかもしれない。でも、この子どもたちの日本食や、日本文化への反応が描かれることで、なんだかコミカルで、柔らかい、かわいらしい内容にないっていることは間違いない。甘いタレのかかった焼き鳥を食べるこ子供たちの描写や、把瑠都と相撲をとって勝つ様子など、本当に微笑ましい。

また、翻訳がすごくよくて、訳しすぎてないところがよかった。時折、外人特有の皮肉の聞いたジョークが良くわからない部分があったけれども、それも含めて、日本という異文化と接する外国人の反応というのが、日本語になっても失われず、それでいて、読みやすい文章でありつづけるという。ちょっとものすごい翻訳だと思った。

超オススメ。今年一番おもしろかった一冊。

ヒア・カムズ・ザ・サン 有川浩

2013年44冊目。

ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)

ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)

これは……。有川浩でもこういうの書くんだ、という本。悪い意味で。

7行のあらすじから、全然違う物語を2編つくりましたーという作品なのだけれども、ただそれだけ。読み進めていくと、「俺の考えた最強の涙頂戴ストーリー」みたいな、素人が書いた設定集を延々と読まされている感じのする内容。

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術 晴海まどか

2013年43冊目。

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術

昔から、アマチュア小説を書いてwebに投稿して、批評を書くというサークル活動に参加していて、今は新しいサークル & イベントの準備をしこしこ進めてたりします。
特に文章力向上委員会の頃は「文章作法がなってない!」と怒られたものです。でも、ここで言われる文章作法って、学校でならうものと違うんですよね。縦書で印刷したときに綺麗に見える文章作法だったりします。でも、文章を書く人ならだれでも知っていたら便利だし、知っているとそれだけで文章が良く見えたりする。そんな小技を紹介してくれるのがこの本。

筆者の方はテクニカルライターを長くやっていた方らしいのです。本文中に例として出てくる文章がことごとくつまらない! 単語の選び方や、お話の構成、シチュエーションと言った点での文章力が必ずしも高いとは言えません。でも、なるほど懐にすーっとはいってくる人懐っこい文章で、なにより読める文章を書いていらっしゃる。その辺が、この本で主張している内容を(はからずしも)補強していて、すごく強い説得力のあるものとなっていました。

文章を書く人たちは一読しておくといいとおもいます。内容はすごくいい本でした。

キケン 有川浩

2013年42冊目。

キケン (新潮文庫)

キケン (新潮文庫)

好きな作家は? と聞かれると森見登美彦と答えるのですが、今年一番おもしろかった作品は? と聞かれると、だいたい有川浩作品があがるんですよね。
というわけで、面白かったです。

副題として「城南電機工科大学機械制御研究部」とあります。機械制御研究部、略してキケンなんですね。
この理系の単科大学の感じが我が母校電気通信大学を彷彿とさせられて、それだけで僕のハートをがっちりキャッチです。
あの猥雑とした感じ。男ばっかりで馬鹿なことばっかりやってる感じ。そのくせ妙に硬派だったり、奥手だったりする感じ。なにもかもが懐かしい、大学時代を思い起こさせる。

350Pもあるのに「え? こんだけ? もっとよみたい!!」となる内容だったので、是非続編出して欲しい。

バッカーノ!1935-C 成田良悟

2013年41冊目。

お話が複雑に絡まりすぎ & 登場人物多すぎ & 前回から期間開き過ぎ で全然わからないぜ!

まぁ、とにかくヒャッハッ!できるならそれでいいや!

……と思って今、本棚をみたら 1935-Aはあるけど、1935-Bが本棚にないぞ……どういうことだってばよ(ガクブル