名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術 晴海まどか

2013年43冊目。

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術

昔から、アマチュア小説を書いてwebに投稿して、批評を書くというサークル活動に参加していて、今は新しいサークル & イベントの準備をしこしこ進めてたりします。
特に文章力向上委員会の頃は「文章作法がなってない!」と怒られたものです。でも、ここで言われる文章作法って、学校でならうものと違うんですよね。縦書で印刷したときに綺麗に見える文章作法だったりします。でも、文章を書く人ならだれでも知っていたら便利だし、知っているとそれだけで文章が良く見えたりする。そんな小技を紹介してくれるのがこの本。

筆者の方はテクニカルライターを長くやっていた方らしいのです。本文中に例として出てくる文章がことごとくつまらない! 単語の選び方や、お話の構成、シチュエーションと言った点での文章力が必ずしも高いとは言えません。でも、なるほど懐にすーっとはいってくる人懐っこい文章で、なにより読める文章を書いていらっしゃる。その辺が、この本で主張している内容を(はからずしも)補強していて、すごく強い説得力のあるものとなっていました。

文章を書く人たちは一読しておくといいとおもいます。内容はすごくいい本でした。

キケン 有川浩

2013年42冊目。

キケン (新潮文庫)

キケン (新潮文庫)

好きな作家は? と聞かれると森見登美彦と答えるのですが、今年一番おもしろかった作品は? と聞かれると、だいたい有川浩作品があがるんですよね。
というわけで、面白かったです。

副題として「城南電機工科大学機械制御研究部」とあります。機械制御研究部、略してキケンなんですね。
この理系の単科大学の感じが我が母校電気通信大学を彷彿とさせられて、それだけで僕のハートをがっちりキャッチです。
あの猥雑とした感じ。男ばっかりで馬鹿なことばっかりやってる感じ。そのくせ妙に硬派だったり、奥手だったりする感じ。なにもかもが懐かしい、大学時代を思い起こさせる。

350Pもあるのに「え? こんだけ? もっとよみたい!!」となる内容だったので、是非続編出して欲しい。

バッカーノ!1935-C 成田良悟

2013年41冊目。

お話が複雑に絡まりすぎ & 登場人物多すぎ & 前回から期間開き過ぎ で全然わからないぜ!

まぁ、とにかくヒャッハッ!できるならそれでいいや!

……と思って今、本棚をみたら 1935-Aはあるけど、1935-Bが本棚にないぞ……どういうことだってばよ(ガクブル

陰陽師 醍醐ノ巻 夢枕獏

2013年40冊目。

陰陽師 醍醐ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 醍醐ノ巻 (文春文庫)

安定の短篇集。なんでこんなにネタが付きないのや……。
安定の面白さでした。

空の境界 未来福音 奈須きのこ

2013年38、39冊目。

空の境界 未来福音 (星海社文庫)

空の境界 未来福音 (星海社文庫)

折しも、冬コミ3日目です。(つまり大晦日)
未来福音は、いつだったかのコミケで並んで買って読んだなぁ。そして、終末録音は昨日のコミケで嫁さんのサークルの店番をしながら読み終わった。
未来福音は映画も見に行ったのですが「あれ? こんな話だったっけ?」レベルで内容忘れていて、その後副読本的に小説を買って読んだというのがことの流れ。

いやぁ、幼女って本当に(ry

終物語(上) 西尾維新

2013年37冊目。

終物語 (上) (講談社BOX)

終物語 (上) (講談社BOX)

長くなった物語シリーズもついに大詰め。謎のキャラ扇ちゃんとのお話。
羽川と扇ちゃんの小さな小競り合いが地味に好き。

そういえば、同僚から「パチスロ化物語おもしろいっすわー」と勧められ、15年ぶりくらいにパチスロを打ってみたら、なるほど確かに面白くてすっかりパチスロ復帰を果たしうわやめろなにをする状態(涙目)。
パチスロ打ってたの、浪人してるころで、一番打ってたのがゲゲゲの鬼太郎。次がTHUNDER V っていうね。
なんかスロットって難しいよねーという印象があったんだけど、最近のやつは全然そんなことはなく、液晶にでてることを守って打てばいいだけだった。なんだこれ簡単……。

そんなわけで、パチスロ化物語 -> パチスロ魔法少女まどか☆マギカ という流れでソウルジェムを曇らせる年末、いかがお過ごしでしょうか(血涙

退職したこと。転職活動のこと。

このエントリは退職 Advent Calendar 2013 の 18日目のエントリです。勝手に参加します。

新卒で入社した、いや、学生バイトの頃からお世話になっていた、某ISPを退職しました。 年内は有給消化で、年明けからは秋葉原というか御茶ノ水というか湯島にある会社でJavaScriptとかを書いたりするお仕事です。

折角退職エントリを書くチャンスに恵まれたので、いまの会社の振り返りと、あと転職活動の話をしたいと思います。

いまの会社のこと

1、2年目 (暗黒期)

いまの会社は2007年に新卒で入社しました。
最初の2年間は、お客様がインターネットに入会するシステム開発や、社内向けの各種集計ツール、課金処理のための大規模バッチの改修、ID体系の改修処理などの仕事をしていました。

そうそう、延々とCGIをPerlで書いたり、企画の人のお話を聞いて要件定義/設計/テストそれぞれのドキュメントを作り、関係者全員で読み合わせを行うというやる必要あるのか無いのか分からない会議を行ったり、一行ずつテキストにコマンドを書いて、それをみんなで読み合わせて、一行ずつコピー、ペースト、実行というふうにして本番にリリースするという、いま考えると「なんだそれ! すげーな! ヒューマンエラーが入る余地しか無い!」みたいな作業をやってました。それしか知らなかったし、そうするものだと教えられた。

Webアプリケーションを作りたくてこの会社を選んだのだけど、確かにWebアプリだけど僕がやりたいのはコレじゃない。
そう思って社内公募制度を使って部署異動をしました。

3〜5年目 (絶頂期/調子乗り期)

それから2年半くらいテレビ番組表サービスを作る仕事をしました。それからの仕事は本当に楽しかった。自分がいかにコードがかけていないかを思い知らされ、師匠や兄弟子からビシバシ鍛えられ、テレビ番組表やリモート録画の仕組み、SenchaTouchを使ったスマホ向けテレビ番組表サービスとかも作った。O/RマッパーもMVCフレームワークもそこで初めて知った。僕が毎日ソウルジェムを濁らせていたコードは"レガシーコード"と呼ばれる唾棄すべきものであることもそこでしったし、アジャイルという考え方もそこで知った。
"じゃ、明日からRuby on Railsで開発してね"と言われて、RubyRailsも全く知らない状態から3ヶ月で1つのwebアプリをリリースした。

その後、テレビ番組表は後輩に引き継ぎ、僕はngGameを使ったゲーム開発の案件に関わった。そこで、初めてnode.jsを触り、Scrumでの開発を体験した。

6、7年目(奮闘期)

そして、子会社だったネトゲーの運営会社に出向。2年間の間、ゲーム開発案件でスクラムの導入を進めたり、スクラムマスターやったり、企画したり海外とのブリッジSEをやったり……コードからは離れてしまってはいたが、エンジニアの視点を持ってプロジェクトの推進を行ってきた。

振り返れば、まぁ辛いこともたくさんあったけど、概ね楽しくやってこれたかなぁと思う。まぁ、しかし、転職を決意するくらいには面白くないことがあり、それが改善されるとも到底思えないので転職を考えていました。

そして転職活動

ある日、来年から勤める会社の社長ブログを読んでいたら「人材募集します。給料は前職保証」と書いてあって「これだ!!」と思って応募した。これがたぶん10月の半ばだったかな。最終的にその会社に採用されて、そちらに勤めることになったのだけれども、時を同じくして転職コンサルからの電話があり、そっちも受けてみることにした。

結論から言うと、転職コンサル経由で受けた会社は全て落ちたんだけどね^^;

ゲーム系、web系の募集でエンジニア、プロジェクトマネージャといった職種で10社くらい応募しました。するとだいたい以下の理由で落とされました

  • プログラマとして雇うとすると、現場から離れすぎている
  • マネージメントとして雇うとすると、若すぎる/経験不足
  • 希望給料が高い(前職以上ならいくらでも……と希望を出していた)

うーん。なるほどなぁと思った。
いまの会社は創業から15年くらいしかたっておらず、全体的に社員が若い。そのため、それこそ新卒1年目からどんどん責任のある仕事を任されて、幸か不幸か、3年目くらいにはスペシャリストとして進むかジェネラリストとして進むかの決断をしてしまえる。そこでジェネラリストの道を選んでしまった僕は尻の青い若造となるわけです。また、なんだかいろんな案件を短期間でずばばばとやってしまうので、どれか芯になる技術がなく、どちらかというと器用貧乏となってしまう。アジャイルスクラムについて学んだのは本当に良かった。あれは技術ではなく、考え方とか在り方なのできちんと自分の血肉になっている。でも、そういうのって、あんまり転職活動じゃやくに立たないみたいねw

結局、中途半端な時期でいろいろミスマッチだったのだと思う。おかげでというか、なんというか、第一志望の会社にいくことができたのでめでたしめでたしなのかもしれない。

ぶっちゃけると、転職活動、本当に辛かった。エージェントを外資系のものを使ってしまったせいで、電話もメールも英語のやつがカジュアルにくる。お前、その会社英語必要ないだろ! みたいなのとかでも。
まぁ、でも、本当につらいのはコミュニケーションの問題よりも、仕事との両立だった。
僕としては、定時後に面接に行きたいけれども、ビジネスアワーで面接の設定をリクエストされると半休なり全休なりをとって面接にいかないといけない。せっかく全休を取るのであれば、その日になるべく面接を詰め込みたい。しかし、3件とか4件とか詰め込んだら本当にふらふらでダメになる。そんなスケジュール調整が本当に大変だった。あと、転職エージェントはこっちのことをまったく考えずにいろんな提案をしてくる。そして、英語で電話してきて" What do you think? "と聞いてくるのだ。答えるまで延々と。しつこい。メールでよこせと言っているのに……。

英語が上手に話せない人は、かっこつけて外資系の転職エージェントを選んではいけない。ちなみに当方TOEIC 700点で、英語にはちょっとだけ自信があったけれども、そんな自信一瞬で砕け散ります。いや、まじ無理。

おわりに

おおしろいものが作りたい。楽しく仕事したい。この2つを実現するために転職します。新しいチャレンジだと思っています。不安もすごく大きい。けれども、がんばって世界をあっと言わせることができるような面白いものを作れるようにがんばろうと思います。

前職の皆さんには本当にお世話になりました。特に id:tkmc さんと id:ts7i さんにはエンジニアとしての生き方を教えてもらいました。僕も他の人にブログで感謝されるようなエンジニアになれるようにがんばりたいと思います。

完全にチラ裏な内容となりましたが、なんだかスッキリしましたw

ちなみに転職祝いなどは随時受け付けておりますw
Wish Listをご参照いただければ幸いです。
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