2013年20冊目
ビブリア古書堂の事件手帖 ?栞子さんと奇妙な客人たち? (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/02/25
- メディア: Kindle版
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「貴様の好きな作品を剛力彩芽主演で実写化するぞ!」
という謎の脅し文句が生まれた原因と言っていいこの作品。 でも、ここまで強烈にネガティブな反応が世の中に溢れかえるのは原作の熱狂的なファンがおおいからこそ! とおもい、kindle版が安くなる瞬間を虎視眈々と狙い、許容範囲まで安くなっているのを確認したので購入。 kindleで本の選び方が完全に変わったわ……。
さて、肝心の内容は、本が読めない体質の主人公が、ひょんなことから古本屋で働くことになり、古書店の美人文学少女店長と本にまつわる事件を解いていくという、ミステリっぽいつくり。 文学少女シリーズの一般向け版といった趣。
これはメディアワークス文庫ででたから成功したんじゃないかなぁ。 表紙の栞子さんが超魅力的。これ、表紙がこれじゃなかったら、ここまで話題にもならずに、売れなかっただろうし。電撃からでてたらだめだっただろうし。新潮文庫だったらだめだろうし。
たしかに面白いんだけど、同時に平凡でもある。 マーケティング戦略の圧倒的勝利の作品だとおもった。