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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

リーンスタートアップ エリック・リース

リーン・スタートアップ  ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

半年で20冊しか読んでないΣ(゚д゚lll)ガーン
#目標は年間100冊
今年は洋書とか、技術書ばかり読んでるからかな……

さておき。

アジャイル開発系のセミナーで「XPより入り、スクラムを経て、リーンに至る」という話をよく聞く。
また、「開発者にはアジャイルサムライを、経営者にはリーンの本を読んでもらえ」とも。
そうそう、そういえば、今週の水曜日から認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)研修を、弊社のCTOと一緒に受けにいくのだけど、CTOに「アジャイルサムライは読んだのだけど、CSPOまでに他に、もうちょっと難しいやつでよんどけばいいのない?」と聞かれた。
そこで「経営者はリーンの本を読むといいって聞きます。リーンスタートアップなんてどうですか? スタートアップって書いてあるけどスタートアップ関係ないらしいですよ(俺は読んだこと無いけど)」的な進め方をしてしまった。
そういえば、アジャイルサムライも読んでないのにすすめまくってたな!
他人に勧めて、他人が読み始めてから自分も読み始め、先に読み終わるという高等技術を駆使してドヤ顔してたわけですが。

というわけで、他人に薦めたからには読まねばなるまい。てなわけで、読んだ。

簡単に言うと、スモールスタートで反復開発。仮説を立てて、必要最低限の製品を作り、仮説を検証し、フィードバックを得てまた次の仮説をたてて、開発をする。これが重要。
その具体的な例と、方法。ノウハウが書かれた本。

この本は「スタートアップ」という名前がついているのだけれども、この本におけるスタートアップ、アントレプレナーの定義が面白い。

とてつもなく不確実な状態で新しい製品やサービスを創りださなければならない組織や人々

なので、大企業においてもアントレプレナーと成りうる。スタートアップと成りうる。
そのとてつもなく不確実な状況だと、小さく作って何度も改善というスタイルをとる方がリスクが少ない。
一見成功しているように見えても実は、そうではない場合もある。

その「構築ー計測ー学習」のフィードバックループ。また、ピボットと呼ばれる方向転換について類型されて解説してある。

そういえば、小さく賭けろ*1も同じようなことが書いてあったけれども、こちらは体験談とピクサーの話ばっかりだったが、リーンスタートアップはもっと具体的なノウハウについて多く紙面がが割かれてあった。

さて、僕がコレを読む理由は、他人にオススメしてしまったというのもあるけど、リーンとはなんぞや? を知るためでもあった。しかし、やっぱり、リーンとはなんぞやはあまりわからんかった……。やっぱりトヨタ生産方式*2を読むしかないのか

*1:[asin:4822248968:detail]

*2:[asin:4478460019:detail]