バッカーノ!1932‐Summer―man in the killer (電撃文庫)
- 作者: 成田良悟,エナミカツミ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: 文庫
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久しぶりのバッカーノ!だヒャッハー!
このシリーズ、通して読んでいくと、この作者の成長っぷりがみえてすごく面白い。
初期は文章がヘタで内容は面白いというすげーアンバランスだったのが、文章もどんどん上手に、簡潔になっていき、内容もどんどん磨きがかかっていく。
こういうのが見れるのはライトノベルならではですね〜。
さて、あとがきを読んで驚いたのだけど、この作品はDVDの特典としてついてきた書きおろし小説とのこと。
バッカーノのDVDと言えば私もご多分にもれず買い揃えてあるわけですが。
特典の書きおろしは、よもうよもうとおもいつつ読んでなかったんですよね。
曰く
DVDが発売されて数年が経過し、『デュラララ!!』のアニメ化などを経て、そこから入って頂いた小中学生の読者の方々もおられます。そうした方々は、もうDVDを買っても初回特典の小説が読めないなどといった様々な事情も鑑みて、今回の文庫化とさせて頂きました
このスタンスがひたすら素晴らしくブラボーだ。
このあとがきにあるような理由でも、十分に納得がいくけど、作家や、その作家のファンからしたらDVDの初回特典の小説が初回特典だけで終わってしまうのはあまりにももったいない。アニメは見てないけど原作は読みたいーーというニーズは絶対にある。くわえて(これは絶対少数だと思うけど……)あの文庫のサイズ、装丁で読みたいし集めたいという人もいるはずだ(俺とか)。
というか、バッカーノ!のDVDは地上波未放送の話が3話も収録されてて、しかもいちいち面白いんだ。もうやめてー、DVDの特典は充分よ!!
てなわけで、この『何かの特典の書きおろし再録本』というのが今後もりもり増えることを祈りつつ、バッカーノ!を読んだら絶対にいわなきゃ行けない言葉でしめたいとおもう。
ヒャッハー!