涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫 168-10)
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/15
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涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 168-11)
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: ペーパーバック
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4年ぶりだよ。実に4年ぶりっすよ。
4年前、俺は何をやっていた? 前作、涼宮ハルヒの分裂*1の発売日が2007/3/31となっている。
うわ。まだ俺社会人にすらなっていなかったのか。
学生生活の最終日。期待と不安に胸踊らせて、まさかあれから2年間しっかり腐り続ける日々が始まろうとは微塵にもおもっていなかったあの日。
あの日以来、待望の続編が、やっと、やっと発売された!
涼宮ハルヒの分裂からの続編である。4年も間があくと忘れるわっ!
とか思いつつ、文句を垂れ流しつつも読み進めて行ったのだけれども、4年のブランクがありながらも、ビックリするほどにハルヒはハルヒであった。
お話にしても、作者にしても、涼宮ハルヒの消失がひとつのターニングポイントであったことは間違いなく、そこを超えるためのトリックや仕掛けをうんうんと考えていたのかもしれない。超能力的、宇宙的、未来的、涼宮ハルヒ的な事件の結末。
その結果が、この驚愕で、決して内容は「消失」のような驚愕を伴っては訪れなかったものの、読者の期待を裏切らない、僕らの胸の中にあるそのままのハルヒであった。
分裂を読んだ時に、俺はどんな感想を書いたんだろうと思って検索してみたらこんなこと書いてた
http://d.hatena.ne.jp/hidesuke/20070409/p1
なんだか同じようなことを同じような風にかいているのだ。
読者の期待に必要十分に答えてくれた(納期を除けば)良作であった。
……しかし、あとがきの「生きていてすいません」と言わんばかりの言い訳っぷりが本当に胸糞悪かった。いろいろお叱りを受けたんだろうね。
*1:[asin:4044292094:detail]