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名称未定ドキュメント"Que"

hidesukeの読書感想文

"文学少女"見習いの、卒業。 野村美月

読書

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)


つい先日、アニメ「けいおん!!」が最終回を迎えた。
そこでは卒業する軽音部のメンバ4人は同じ大学に進学し、いつまでも一緒だよ☆という終わり方。
しかし、この終には評価が分かれていて、『”離別”を描けなければ、青春を描くことは出来ない』という意見もある。


http://togetter.com/li/51774


僕はぶっちゃけ、どっちでもいいのだが、確かに現実にはたくさんの離別があって、そこで大きく人間は成長していくし、離別っていうのは悲しいだけではない。そして、やっぱり青春には離別は必要だと思う。


そういうわけで、この文学少女シリーズ
本家文学少女では、きちんと離別を描いた上で、その後の再開を描いていた。随所に散りばめられたまさかの伏線を回収しつつだ。
そして、見習いシリーズの離別。卒業。
心葉先輩と菜乃の離別。この二人はその後の再開は無いかもしれないのだけれども、出会いから1年をかけて、菜乃は立派に文学少女として成長していき、そして離別、卒業。
これは、心葉が高校を卒業するという意味ではなくて、菜乃の心葉からの卒業なんだろうな。
そういう意味で、キチンきちんと描ききれてる。筆者の筆力の高さが心地良い。


さて、これでいよいよ文学少女シリーズおわりかーー。
……と思ってたら、挿話集やらなんやらがまだ続くのね。


あんまり、本編が完結したシリーズがだらだら続くのって好きじゃないんだけど、まぁ、生暖かく見守りつづけましょう。