- 作者: 犬村小六,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 文庫
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映画化! 映画化決定!!
ベストシナリオです! 超映画向きです!
最初に「とある飛空士への追憶」*1を読んだ時の感想として書いたものが実現した!!って感じです。嬉しい。
さて、3巻。
何を書いてもネタバレになってしまい、もう何も書けない。かけないのだけど、うわー。これってすごい。
戦争なんだよ。戦争。戦争って人が死ぬものなんですよ。
平々凡々とした日常が、突然の非日常に巻き込まれて、
テンションが上がって出撃して、さっきまで楽しくすごいしていた仲間たちが、それこそ冗談のようにばんばん死んでいって、
でも実は、こいつらも敵兵をもりもり撃墜していって
それぞれは、それぞれの正義に基づいて戦っていて
死ぬのは嫌だ。戦争は怖い!
というような感じで、なんというか異常な迫力とリアルさ、そこに物語的ご都合主義的な展開が入り組んで、すっげー面白かった。
で、すごいと思ったのが一番最後のページ。「参考資料」のページの最後
本編では精密さより面白さを優先している箇所が複数存在しますが、文責はすべて筆者にあります。
「面白さを優先して」と作者自らが断言しているところがすごい。
すごい自信。その自信に恥ない、実際の面白さ!
いやはや、これは本当に面白かった。
*1:[asin:4094510524:detail]