- 作者: 犬村小六,森沢晴行
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悪いことは言わない。
この文章を読んだ人はすぐに、とある飛空士への追憶およびとある飛空士への恋歌を買うべきだ。躊躇無く。
- 作者: 犬村小六,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 小学館
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- 作者: 犬村小六,森沢晴行
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あらすじはこうだ。
国を滅ぼされ、平民に身を隠して成長した元王子と、革命軍のシンボルとして、何もわからぬまま巫女(ちょっと違うが便宜上巫女とする)として担ぎ上げられた少女がいる。
彼らは成長し、飛行学校で何も知らないまま出会い、恋に落ちる。
元王子は、彼女が自分の父母を殺した革命軍の巫女であるとはしらずに。
少女は、彼が元王子であることをうすうす感じながらも、それを認められない。
どうしようもなく二人は惹かれあっていく。
そこでまぁ、いろいろあるわけなのだが。
王道です。
すがすがしいほどの王道です。
王道を小馬鹿にするひとがいるかもしれないが、面白いから「王道」と言われているんだ。
そう、このお話、非常に面白い。
なにより、キャラクタがみんな生き生きしている。
その日その日を一生懸命生きて、喧嘩をし、馬鹿騒ぎをし、遊び、学び、恋をする。
そのなかで、主人公のカッコツケのへタレキャラが強調され、若干イライラするものの、彼女の前ではいいところ見せようとして、叫びたいのを必至に我慢するシーンなど本当にいじらしい。
ああ、青春の光!!
ライトノベルを読む人で、俺は本当に幸せだ。
だって、こんなにいい本に出合えるんだもん!