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行動経済学 友野典男

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)


現在の経済学でモデルにしている「経済人」はちょっとおかしい。
どうのようにおかしいかと言うと

経済人は感情に左右されず、もっぱら勘定で動く人々である。経済人は市場は重視するが、私情や詩情には無縁である。金銭に触れるのは好きだが、人の琴線に触れることには興味がないような人々なのだ。


こんなやついねーよwwwwww


というわけで、行動経済学は、経済学に心理学や認知科学を取り入れて、より「人間らしい」モデルをつくっての経済学なのだ。
そして、本書はその入門書。
副題として

経済は「感情」で動いている

とあるが、うん。まさしくそのとおりなのだろう。


入門書と言うことで、行動経済学に関する様々な論文や研究について触れ「これ、おまえにあてはまるだろ? ん〜? んん〜〜?」ということをつらつらと書いてある本。
非常に取っ付きやすく、文章も平易。じゃっかんの数学が混じるが、わからなくても読める程度。
通して読んで「行動経済学ってのはこーんな学問っすよ」というのが分かる本。というかんじでした。


じゃぁ、具体的にその行動経済学ってどうやって使うのさ?
……という部分までは書かれていない。が、入門書として、また暇なときの読み物として大変優れているという印象でした。


おもしろかった。