- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: 文庫
- 購入: 10人 クリック: 187回
- この商品を含むブログ (259件) を見る
直木賞受賞作品。
東京の、東京だか神奈川だかよくわからない場所に位置するまほろ市で、便利屋を営む多田。
そこに高校の同級生の行天が転がり込み、二人の奇妙な共同生活が始まる。
短編がいくつか重なって、一つのストーリーをなす作品。
ああ、やっぱりこの形式の小説はおもしろいわ。
二人とも何かしら心に傷があって、反発し合いながらもなんとなくそれを乗り越えていくようなお話。
なんというか、いろいろな事件が起きるのだけど、どれも「日常」という感じがすごくいい。
ああ、実際の人生だってそうだよね。
毎日が事件だ。
そのなかに人それぞれのストーリーがあるんだよね。
それを描けている作品なんじゃないかな?
表紙のラッキーストライクが凄く素敵だとおもいます。