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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

まほろ駅前多田便利軒  三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)


直木賞受賞作品。
東京の、東京だか神奈川だかよくわからない場所に位置するまほろ市で、便利屋を営む多田。
そこに高校の同級生の行天が転がり込み、二人の奇妙な共同生活が始まる。


短編がいくつか重なって、一つのストーリーをなす作品。
ああ、やっぱりこの形式の小説はおもしろいわ。
二人とも何かしら心に傷があって、反発し合いながらもなんとなくそれを乗り越えていくようなお話。


なんというか、いろいろな事件が起きるのだけど、どれも「日常」という感じがすごくいい。
ああ、実際の人生だってそうだよね。
毎日が事件だ。
そのなかに人それぞれのストーリーがあるんだよね。
それを描けている作品なんじゃないかな?


表紙のラッキーストライクが凄く素敵だとおもいます。