名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

とある魔術の禁書目録8 鎌池和馬


熱い! 熱いぞーーー!!!


いや、まじでこの巻はよかった。
友情と信頼。
これは胸を熱くする!

この巻はおもにこの人*1のお話。
なんか科学サイドのお話のほうが面白いなぁ


なんだか、まったく面白く無い巻がびみょうに続いていたけれども、そんな面白く無い巻が無駄にならないのがライトノベルの魅力だろう。
巻を重ねる毎にキャラクタの立ち位置が明確になっていく。
この話、全体の主人公は上条当麻なのだけど、彼や彼を取り巻く人々や世界を、いろいろな角度から、その語る人の立場から描かれていく。
当麻のお話からだとビリビリの内面に抱えている部分については多くは語られないのだけど、ビリビリの取り巻き黒子がメインのこの巻ではビリビリの後輩思いな部分や、一人で戦っている部分が生き生きと描かれている。
人間はいろいろな側面をもっているのねん。という事実を今更ながら認識させられた。


特に熱かったのは、シスターズが当麻のところにかけていって

「ミサカと、ミサカの妹達の命を助けてください、とミサカはあなたに向かって頭をさげます」

少年は疑問を抱かなかった。
ただ、彼女に先を促した。

という部分。
ああ、このシーンでこれほどジーーンとこれるのはつまらないつまらないと文句をいいながらも8巻まで読み終わったからですね。

*1:[asin:B001CBWTFK:detail]