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名称未定ドキュメント"Que"

hidesukeの読書感想文

三月のライオン 1 羽海野チカ

漫画

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)


ドラマに、映画に、アニメにとこれでもかというほどにメディアミックスに大成功した「ハチミツとクローバー」ですが、その作者の羽海野チカの新作。「三月のライオン」のコミックスが先週発売となっていました。


2007年の春頃発売されたデトロイトメタルシティ

こーんなチラシが入っていて、かなり心を高鳴らされた覚えがあります。


この人の作品は、一つ一つが心を抉る。でも優しさに満ちている。
静かな日常の中で、登場人物一人一人の気持ちや悩みが、等身大で描かれていて、すごく訴えかけてくる物がある。


今回のお話の主人公は17歳の高校生。
職業・プロ棋士。
将棋指しのお話だ。
だからと言って、月下の棋士ハチワンダイバーみたいにずっと将棋を指している訳ではない。
将棋を指しているのは、本当に彼の日常の一部分で、お話の大部分は彼を取り巻く人々や、彼自身の行動、心の流れについて描かれている。


両親、妹と死に別れ、プロ棋士の内弟子となり、そのプロ棋士の実の息子・娘を追い抜き、彼らの将棋人生を潰してしまい、ついにはその育ての父すらも凌駕する腕前となる。正に天才。
でも、そんな天才でも、彼は負けず嫌いで、内気な、どこにでもいる少年。
悩みも抱えているし、どことなく無目的ですぐに消えてしまいそうな雰囲気をまとっている。


彼を勝手にライバル視する友がいて、彼は肝臓が悪いみたい?
かってにこの先を予測すると、友は死にそうになる=> 彼はそれでも将棋に勝つ => 友死亡 => 将棋やめたくなる => でも、生きる目的がない => やっぱり将棋なの?
みたいな王道展開が見えるのだけれども、それを羽海野チカがどう魅せてくれるか、これからが楽しみで仕方ない。



おまけ漫画が、もう超絶に面白くて、このおまけ漫画を読む前に、ぜひ「よつばと」を読んでいて欲しい。
たまらんから。


ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)


よつばと! (1) (電撃コミックス)

よつばと! (1) (電撃コミックス)