名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

MacOS10.4で日本語vim

こりゃ、もう家でプログラム書くしか無いなー。
と、会社に楽しみを求めるのを放棄した男hidesukeです。


さて、ご存知の通り自分はMacユーザです。
んで、実はプログラミング好きです。(告白
だけど、統合開発環境を使うのはちょっと最近好きじゃない……。
EclipseとかXcodeとかMacで使える統合開発環境はいろいろあるけれど、なんだかその開発環境の使い方を覚える+セットアップするだけで凄く疲れる。しかも、なんだか便利な反面ブラックボックスが多くて、便利な反面プログラミングの面白さが微妙に少なくなっている気がして嫌なんだよな……


てなわけで、自分のコーディングスタイルはエディタ+make+コンパイラというのがベストなんですね。
#まぁ、それはそれで苦労も多いけど……
まぁ、makeとコンパイラ(gccとかg++、javacとか)はもう2年くらい使ってないけれど。
すっかりPerlの人になってしまったなぁ……(時々javascript)


さて、Macのエディタといえば耳かきエディタことmiが定番です。
でも、このmi、intel macだとなんだか起動がやたらと重い。おれだけ?
mi好きなんだけど、なんだかとってもストレスフル。
だから、軽くて使いやすいエディタを探していたのですが……


気がつくとvi最強説が自分の中で産声をあげたわけです。
研究室のOBのZさんが「viだ! vi使え!」と言っていた意味がよく分かります。
ホームポジションからほとんど指が動かないのは素晴らしい!


でも、Mac(10.4)のviは色々と罠がある。
ちなみにバージョンは6.xでした。
まず、いろいろ設定しないと日本語がきちんと表示されない。#ここまでは普通にできる
でも、便利に使おうとおもってソースコードの色設定とかなんとかをしようとすると、これが微妙に旨くいかない。


そうか、きっとvi(というか実態はvim)のバージョンがふるいからいけないんだー!
てなわけでvim7.1を導入ーー。
なんだけど、普通にソースコード落としてきて、langパック落としてきて./configure; make; make install;だとまた日本語がとおらねー
ムッキー!


てなわけで一生懸命googleセンセイに教えを乞うたらいいサイトが見つかった!
http://tomonori855.sakura.ne.jp/recipe/2007/08/vim71.html


このサイトはどうやらppcのマックだったようなので自分の方法を公開。
ちなみにMacにはデフォルトだとwgetが入ってないのでcurlを使用します。

まず、ファイルのダウンロード。
/usr/local/src/にDLします。なければ作りましょう。 面倒なので、最初っからrootになっている事前提で

sudo -s ##rootになる
$ cd /usr/local/src
$ curl -O ftp://ftp.vim.org/pub/vim/unix/vim-7.1.tar.bz2
$ curl -O ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.1-lang.tar.gz
$ curl -O ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.1-extra.tar.gz


次にファイルを展開しましょう。bz2はgzより圧縮率がいいらしい! tarのオプションで解凍できます。

$ tar jxvf vim-7.1.tar.bz2
$ tar zxvf vim-7.1-extra.tar.gz
$ tar zxvf vim-7.1-lang.tar.gz


では実際にインストールです。intel macの場合は --with-mac-arch=ppcというオプションは不要です。何故--disable-darwinしないといけないかはよく分かりませんが、大人しく従います。 --prefixではvimのインストール先を指定します。あとでシンボリックリンクを張ります。

$ ./configure --enable-multibyte --with-features=big --disable-darwin --prefix=/usr/local/vim
$ make
$ sudo make install

インストール後にシンボリックリンクを張ります。こうじゃなくてもPATHに/usr/local/vim/binを追加するとか(ゼッタイやだなw).bash_profileにaliasを追加するとかでOKです。

$ sudo ln -s /usr/local/vim/bin/vim /usr/local/bin/vim
$ sudo ln -s /usr/local/bin/vim /usr/local/bin/view
$ sudo ln -s /usr/local/bin/vim /usr/local/bin/vimdiff


以上でインストール完了
次は設定です。まずはターミナルの設定。
ターミナル->ウインドウ設定->エミュレーション
で、 「非ASCII文字をエスケープする」のチェックを外します。
ターミナル->ウインドウ設定->ディスプレイ
で、「日本語や中国語などのワイドグリフを使用する」「ワイドグリフを2桁とカウントする」にチェックを入れます。


つぎはホームディレクトリにもどりましょう。
入れたてのviで.inputrcを編集します。

$cd #ホームディレクトリに移動
$vi .inputrc #.inputrcの編集
set kanji-code utf-8
set convert-meta off
set meta-flag on
set output-meta on
set input-meta on
set enable-keypad on


あとは.vimrcの編集です。
自分の場合はvimについてきたサンプルのvimrcに日本語の設定を加えました。

$cp (vimを展開したディレクトリ)/vim71/runtime/vimrc_example.vim ~/.vimrc
$vi .vimrc
(ファイルの一番下に)
"- my settings --------------------------------
set enc=utf-8
set fenc=utf-8
set fencs=iso-2022-jp,euc-jp,cp932
filetype on
autocmd FileType c,cpp,perl set cindent
autocmd FileType python set tabstop=4 shiftwidth=4 expandtab
set autoindent
set shiftwidth=4


こんな風に書いておくとコーディングするときに便利です。
これで、ネットに落ちてるcolorschemeを使って好きな色設定もできます! 日本語も入力できます!
vimについてるvimrcを使わないとvimの便利機能がoffになっているので、注意。
色設定に関してはいっぱいドキュメントがあるのでググりましょう。