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名称未定ドキュメント"Que"

hidesukeの読書感想文

痴人の愛

読書

痴人の愛 (新潮文庫)

痴人の愛 (新潮文庫)

最近読んだわけではないのですが、知人のbooklogに

周りの男性らの感想を聞いてみたいです

と書いてあったから感想を書いてみる。
まぁ、その知人がここを見てるかは知りませんがw


これを読んだのは高校生のころだったかな? 実家にはトイレに結構でっかい本棚が置いてあって、用を足すときにみんな(というか主に俺?)そこで本を読んでいたものです。そんな本の一つ。
粗筋などは極度のネタバレを含むwikipediaに一任します。
兎に角ダメのダメダメなダメ男が美しく育って行く女に貢ぎまくってダメになって行く話。


さて、どこから語って行こうか……。
まずは奔放すぎるヒロイン「ナオミ」について。この女、腹が立つ。いや、確かに主人公の譲治がナオミを甘やかしすぎるし、いろいろと幻想を抱き過ぎているというのもある。けれど、この奔放に振る舞うナオミはどうかな……?
譲治に対して彼が自分に貢いでくれるのは当然、感謝なんてする必要も無い。というような態度が非常にきに喰わない。ムキー! 俺が一番嫌いなタイプの女だ。綺麗で、自分が綺麗だという事を分かり尽くしてて、他人への感謝をしない女。ムキー!


そして、この主人公譲治が救い用の無いダメ男なんだ。若干、そのダメ男の気持ちがわかってしまわんでも無い俺もきっとダメ男なんだ。
兎に角、ナオミに吸い取られる。真面目で優秀だった技術者は見る影もなく落ちぶれていく。
ナオミは奔放に男達と遊び回り、譲治はナオミ無しではもう生きて行けない。どんなひどい仕打ちをされても、怒りはするものの結局折れてナオミに屈する。
まさにドM。ダメ男の鏡だ。と言いつつも自分もそんな女々しいところがあるよなぁ……いや、違う! み、認めませんよそんなこと! お父さんは断じて認めません!!
ん? そう言えば知人に似たようなのがいるなぁ……??


まぁ、こちらはもっと深刻かも。鬼嫁に殴られたり、切られたり、火をつけられたりしながらなんとか別れる道を探してる男。事実は小説より奇なり。死なないようにがんばって欲しいものです。

痴人の愛、読んでて決して気持ちのよい話ではない。でも、まぁ、こういう愛もあるんだろうな。