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ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

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源氏物語 巻三 (講談社文庫)

源氏物語 巻三 (講談社文庫)

「須磨」「明石」「澪標」「蓬生」「関屋」「絵合」「松風」を収録。


帝(朱雀帝)が寵愛していた朧月夜の君との逢瀬がばれて、謀反の咎めをうけて、須磨へと都落ちする源氏。
帝のお気に入りを寝取っちゃうってこのプレイボーイが!
ケケケケざまーみろ! とか思う人間の小さな僕がいます。
でも、この人ただじゃすまない。
須磨の住まいが台風や高潮でぼろぼろになって、そこに明石の入道という人がやって来る。
そして、源氏は明石に移るのです。
この明石の入道には一人娘がいて、入道は源氏に娘を嫁がせたい。
都に残した紫の上に悪いとかなんとかいいながら、しっかりやっちゃって子供まで作っちゃうとはどういう事か。
現代風に考えると、源氏マジ黒いよ……


一方都では、故・桐壺帝が朱雀帝の夢の中にでて、夢のなかで目があったため朱雀帝が眼病を煩う。
さらには、源氏を嫌っている朱雀帝の母、弘徽殿女御も病気を煩う。
一気に弱気になった朱雀帝は源氏を赦し、源氏は2年半で京都にカムバック。


それからは栄華の極みです。
やりたい放題です。
しかも、源氏が京に戻って朱雀帝は退位。
冷泉帝が即位するのですが、この冷泉帝は表向きは桐壺帝と藤壷の子なのだけど、実は減じと藤壷の子というスゴイことに!


とまぁ、どんどん複雑な人間関係が繰り広げられていきます源氏物語
さすがに3巻まで読むと、言葉遣いも慣れて来て読みやすくなってきました。
いや、本当に面白いな!
次の巻では藤壷が崩御、冷泉帝が自分の出生の秘密をしる……という、源氏絶頂期!