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名称未定ドキュメント"Que"

hidesukeの読書感想文

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読書

九十九十九 (講談社文庫)

九十九十九 (講談社文庫)

だからとりあえず僕は今、この一瞬を永遠のものにしてみせる。僕は神の集中力をもってして終わりまでの時間を微分する。その一瞬の永遠の中で僕というアキレスは先を行く亀においつけない。


という一文に感動すら覚えた。
いや、舞城王太郎は凄いわ。


というわけで、まだ九十九十九を読んでいました。
だって600ページって長いんだもん……。


あまりの美しさに、素顔をみせるだけで相手を失神させてしまうという物凄い設定の主人公が猟奇的殺人事件をこじつけと言葉遊びで解決しながら聖書のヨハネの黙示録の見立てをバリバリと解いて行く……という内容かと思いつつ結局は愛の物語。
いや、愛ですよ。愛。


こんなに無茶苦茶で出鱈目で狂っていても主題が「愛」なのは本当に凄いと思う。
各章が入れ子構造になっていて、少しずつ違うくて、少しずつお話が進んで行って、予想だにしなかった結末を迎える。
この構成もまたスゴイ。いや、考えつかんわ。
決して他人にお勧めはしないけど、これは確かにエンターテイメントだ。


そして、そろそろ好き好き大好き超愛してる。が文庫本にならないかなぁ……と待っているんだけどなぁ……


好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。