- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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仕事や研究でインターネットに携わる、全ての人が読むべきだ。
ウェブデザイナー、プランナー、プログラマー、ブロガーナドナド、インターネットを使って何かしらクリエーティブな事をしている人たち全員が読むべき名著。
しかも、読むタイミングは「今」。
来年にはもう古くなっているだろうし、5年後にはもう古典になっている。
パソコンの進化のスピードを犬の年齢に例えてDog Year*1というけれど、まさにその通りで、この本に書いてある事は、今日の時点ですでに若干古くなりつつ有る。
まだ出版されて半年だ。だが、この半年でウェブは、インターネットは前進を止めない。
次へ、次へと前進し続ける。
足を止めた者がどんどん脱落していく。そのスピード感に付いて行くだけで必死。
たぶん、その圧倒的スピードは常に新しい物を追って最前線で戦っていない者にはわからない。
この進化に付いて行く為に、旧来の組織からは考えられない組織がどんどん生まれている。
「こんなことができたらいいなぁ」と思うサービスが次々と実現されていく。
この本はそんな、恐ろしいスピード感を全てのクリエーターに教えてくれる。
歩みを止めるな。前進し続けろ。おいて行かれるぞ。
と、叱咤激励する本である。
この本はweb2.0という怪しげで、よくわからない言葉と世界に一つの道しるべを刻んだ。
次の10年をインターネットに関わりながら生きて行く為には、誰もが是非読むべきだ。
*1:犬の1年は人間の7年分に相当する。パソコンやインターネットの進化も1年で他の産業の7年分くらいの進歩をするという意味