- 作者: あさのあつこ,佐藤真紀子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (131件) を見る
今日は読書まつりじゃー! 本読んでないで実装しなきゃ…… orz
シリーズ物は一気に読まないと面白くない。……と思う。
漫画は、そもそも内容量が少ない(情報量は多いが)し、読み返すのにもそこまで時間はかからない。読者の想像力が介在する余地が少ないからシリーズものでもそんなに困らない。内容をきれいさっぱり忘れてしまうなんてことはあまり無い。
でも小説はどうか。小説は……絵が無いために読者は想像力を12分に発揮して筆者の言わんとしている状況、情景を思い描く。これはなみなみならぬ集中力が必要だ。
でも、その驚くべき集中力で作り上げた小説の世界は、意外にも脆く、短期間のうちに消えてしまう。読者は新しいシリーズが出るたびに、その小説の世界を頭の中で再構築して、新しいお話に没頭しなくてはいけない。
僕はハリーポッターと「賢者の石」、「秘密の部屋」は凄く面白いと思って全部立ち読みで読んだ。そのつぎは普通に読んだのかな? でも飽きた。そこから先は読んでない。何故か? 小説世界を頭のなかで再構築する気力が無いからだ。ハリーポッターシリーズの冒頭はだいたいイギリスでなんとかという意地悪な家族にハリーがいじめられてるようなそんな話で始まる(イメージ)。そのもはやマンネリ化したオープニングが想像力をかき立ててくれないのだ。
全7巻が刊行されたら一気によむかも……しれない。
前置きが長くなったが、バッテリー5だ。正直、前までどういう話だったのか完全に忘れていた。くそ生意気な天才ピッチャーに振り回されて悩む若者達(天才ピッチャー含む)みたいなお話だったと記憶していたが、どうやらそれで間違いは無いらしい。
ただ、全巻からバッテリー二人がそれぞれ悩みまくってズズーーンとくらい感じのお話だったのがなんだか面白くない。バッテリーという作品全体からみれば、きっと悩めるバッテリーが壁にぶち当たりそれを克服して成長していく大事な大事な部分なのだろうが、全6巻(だと思う)のストーリーの中の一部だと、どうしてもその壁がぶち破れなくて思い悩む面白くない巻が出てきても仕方ないのだろうが……。
全体としては確実に面白い! それだけは確か。全巻でそろったら最初から読み直すかな。