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名称未定ドキュメント"Que"

hidesukeの読書感想文

ISBN:4167528150:title

読書

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)


「大いなるマンネリ」といって感想を書こうと思っていたら、あとがきに夢枕獏氏自ら「マンネリを恐れない」と書いてあった。


陰陽師シリーズの魅力はこのマンネリだろう。
土御門の家には野原をそのまま切り取ったような庭があって、弘雅と清明が縁側で酒を酌み交わしている。そこで弘雅が何か言うと、清明が『呪』の話をする。
いつも、そんな始まり方のお話。でも、これが面白い。もう、7巻もの間こんな始まり方をしているのに、全く飽きない。次が読みたい。


多分、夢枕獏氏の文章が魅力的なんだろう。改行の多い、会話の多い文体なのだが、平安の世の中が目に浮かぶような背景描写。魅力的なストーリー。魅力的な登場人物。


そうそう、何が魅力的かって「こんな文章を書いてみたい」という文章が書いてあるという魅力もあるかも。