名称未定ドキュメント"Que"

ゴーゴーカレーでロースカツビジネスルー増し頼んでキャベツを4回おかわりするブログ

[http://www.studio-rikka.com/:title=ペイル・コクーン]

「一人で作った……」が当たり前じゃ無かった時代(今でも当たり前ではないが……)がありました。その出世頭が新海誠氏で、一人で作った作品を映画館で上映してDVDで売り出すというビジネスモデルを作り出したという功績はあまりにも大きいと思います。そこでの売り上げで次の作品を作る。『雲の向こう、約束の場所。』はもはや一人ではなく、でも少人数で作られた美しい作品となり、全国の映画館で上映されることになりました。


話がそれました……。
さて、「一人でアニメーションを作る」人達がスゴイのはアニメーションのクヲリティだけじゃなくて、その内容もスゴイ。新海氏は多くの人から好まれる作品を作りました。ロマノフ比嘉氏なんかは、多分CGという表現手法自体に魅力を感じて作品を作り続けてるんじゃないかな? 惑星大怪獣ネガドンなんかはもう完全に趣味の世界。
まぁ、とにかく一人でアニメーションを作ると良くも悪くも作者の個性が12分に発揮されるのです。


やっぱり話がそれてしまいました……。本題に入ります。
昔バリバリwinnyでファイル共有していた頃、検索ワードに「水のコトバ」と言うのを入れていました。正味3年間、そのタイトルのファイルを探していたのですが結局見つからず……。


この『水のコトバ』とは例により「一人で作った」アニメーション作品です。始めてみたのは確か、今は亡きCG CARNIVALの会場だったと思います。約3年前。この作品をみて僕は鳥肌が立ちました。映像、特にカメラワークが斬新。背景は全てCGなのですが、キャラクターは全て手描き。全体的にセピア色な感じでとても綺麗な作品です。それだけでなく、ストーリーの展開がとても気持ちがいい。カフェに4組の客。そのそれぞれの客の話が絶妙に絡みあうお話。これは才能としか言えません。それから僕はずーーっとこの水のコトバを探していました。
そして、今日、偶然にも紀伊国屋で発見したのです。


『水のコトバ』の作者 吉浦康裕さん(STUDIO 六花)のDVD、ペイル・コクーン [DVD]が置いてあったのです。
凄く嬉しくて、迷わず購入。すぐに大学に行きAQUOS(45型)で鑑賞しました。
相変わらずの斬新なカメラワーク。美しいCG。そう、CGが美しいのが六花の特徴だと思います。すこし切ない、琴線に触れてくるストーリー。
ああ、いい買い物した。いい作品に出会った。


ペイル・コクーン [DVD]

ペイル・コクーン [DVD]